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人間ドラマからホラーまで独特の空気感を味わう“北欧”映画『ベルイマン島にて』ほか

シンプルで飽きのこない家具や雑貨のみならず、大自然が作り出す荘厳な風景、旅情をそそる風景が多く登場する北欧映画。独特の空気感を存分に味わえる北欧が舞台にした映画を紹介。

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『ベルイマン島にて』(C)2020 CG Cinéma ‒ Neue Bioskop Film ‒ Scope Pictures ‒ Plattform Produktion ‒ Arte France Cinéma
『ベルイマン島にて』(C)2020 CG Cinéma ‒ Neue Bioskop Film ‒ Scope Pictures ‒ Plattform Produktion ‒ Arte France Cinéma
  • 『ベルイマン島にて』(C)2020 CG Cinéma ‒ Neue Bioskop Film ‒ Scope Pictures ‒ Plattform Produktion ‒ Arte France Cinéma
  • 『ベルイマン島にて』(C)2020 CG Cinéma ‒ Neue Bioskop Film ‒ Scope Pictures ‒ Plattform Produktion ‒ Arte France Cinéma
  • 『ベルイマン島にて』(C)2020 CG Cinéma ‒ Neue Bioskop Film ‒ Scope Pictures ‒ Plattform Produktion ‒ Arte France Cinéma
  • 『ベルイマン島にて』(C)2020 CG Cinéma ‒ Neue Bioskop Film ‒ Scope Pictures ‒ Plattform Produktion ‒ Arte France Cinéma
  • 『ベルイマン島にて』(C)2020 CG Cinéma ‒ Neue Bioskop Film ‒ Scope Pictures ‒ Plattform Produktion ‒ Arte France Cinéma
  • 『ベルイマン島にて』(C)2020 CG Cinéma ‒ Neue Bioskop Film ‒ Scope Pictures ‒ Plattform Produktion ‒ Arte France Cinéma
  • 『ベルイマン島にて』(C) 2020 CG Cinéma - Neue Bioskop Film - Scope Pictures - Plattform Produktion - Arte France Cinéma
  • 『ハッチング―孵化―』 (C) 2021 Silva Mysterium, Hobab, Film i Väst

北欧の地は、夏は短く、冬がとても長い。そして雨が降る日も多く、家の中で過ごすことが多くなり、そのような環境でいかに楽しく豊かに過ごすかという観点から、シンプルで飽きのこないオシャレな家具や雑貨が生まれた。どこかほっこりとするような安心感のある木製家具や、優しい風合いのリネンを使ったコーディネート。それらは北欧映画を楽しむポイントの1つでもある。

また、大自然が作り出す荘厳な風景も大きな魅力で、北欧を舞台にした映画には旅情をそそる風景が多く登場する。今回は、そんな北欧の空気感を存分に味わえる作品を6作ピックアップした。


★『かもめ食堂』(06)北欧の街角にある日本人が営む小さな食堂


日本人女性サチエはフィンランド・ヘルシンキの街角に「かもめ食堂」という名の小さな食堂をオープンさせるが、客は一向にやって来ない。そんなある日、日本人旅行客のミドリと知り合い、店を手伝ってもらうことに。やがて店に個性豊かな人々が次から次へとやってくるようになり、「かもめ食堂」が少しずつ賑わいを見せるようになる。

主演の小林聡美、片桐はいり、もたいまさこによる穏やかな会話劇や、劇中に登場する雑貨やインテリア、ライフスタイルも注目を集め、公開から15年以上経ったいまでも根強い人気を誇る荻上直子監督作品。

★『ぼくのエリ 200歳の少女』(10)孤独な少年とヴァンパイアの初恋


12歳の少年の怖ろしくも哀しく、美しい初恋物語。孤独な少年・オスカーの隣の家に、ある日同い年のエリが越してくる。2人はすぐに仲良くなり、やがてオスカーは彼女に恋をしていく。しかしエリの正体は、人間の血を吸いながら町から町へと移り住み、200年間も生きながらえてきたヴァンパイアだった――。

スウェーデンの静謐な雪景色と鮮血のコントラストが強い印象を残す、「北欧映画」の金字塔として常に名が挙がる伝説的名作。


★『サーミの血』(16)少数民族サーミ人の少女の成長と知られざる迫害の歴史


1930年代、スウェーデン北部の山間部ラップランドで暮らす先住民族のサーミはスウェーデン人から差別的な扱いを受けていた。サーミ語を禁じられた寄宿学校に通うエレは成績もよく進学を望んだが、教師に「あなたたちの脳は文明に適応できない」と告げられる。そんなある日、エレはスウェーデン人のふりをして忍び込んだ夏祭りで都会的な少年ニクラスと出会い恋に落ちる。

監督・脚本はアマンダ・シェーネル。正確に再現された劇中の民族衣装、小道具、トナカイの扱いなど、サーミ人の文化を観ることができる。


★『ミッドサマー』(20)太陽が沈まない村で繰り広げられる狂気の祝祭


長編デビュー作『へレディタリー/継承』で注目されたアリ・アスターが監督と脚本を務めた、“フェスティバル・スリラー”。大学生のダニーと恋人のクリス、その仲間たちは、スウェーデンで夏至(ミッドサマー)に行われる、90年に一度の祝祭を訪れる。優しく穏やかな村人たちから歓迎されるも、次第に不穏な空気が漂い始め、ダニーの心はかき乱されていく。妄想、トラウマ、不安、恐怖…それは想像を絶する悪夢の始まりだった。

北欧の国々ではクリスマスと並ぶ一大行事「夏至祭」を舞台にした、美しくもトラウマ級の恐怖に襲われる1品。


★『ハッチングー孵化ー』(22)世界を震撼させたイノセントホラー


裕福な家庭で暮らす12歳のティンヤは、母親を喜ばせるために全てを我慢する日々を送っていた。ある夜、森で奇妙な卵を見つけたティンヤは、家族に秘密にしながらその卵をベッドで温める。やがて卵は大きくなり、ついに孵化する。卵から生まれた“それ”は、幸福な家族の仮面を剥ぎ取っていく。

少女が見つけた謎の卵の孵化をきっかけに起こる恐ろしい事件により、家族の真の姿が浮き彫りになっていく様を描いた、新鋭女性監督ハンナ・ベルイホルムによるフィンランドのホラー。ロマンチックな北欧スタイルの美術は必見。

4月15日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。


★『ベルイマン島にて』(22)映画監督カップルによる、ひと夏の旅暮らし


スウェーデンの巨匠イングマール・ベルイマンが数々の傑作を生んだ島を舞台に、映画監督のカップルが織りなすひと夏の物語。スウェーデンのフォーレ島にやってきた映画監督カップルのクリスとトニー。創作活動にも互いの関係にも停滞感を抱いていた2人は、敬愛するベルイマンが愛したこの島でひと夏を過ごし、インスピレーションを得ようと考えていた。

やがて島の魔力がクリスに働きかけ、彼女は自身の“1度目の出会いは早すぎて2度目は遅すぎた”ために実らなかった初恋を投影した脚本を書き始めるのだが――。

奇岩がそびえる島の風景や、夏の夜の屋外パーティーを楽しむ人々の様子などが旅情を誘う作品。監督は『未来よ こんにちは』『EDEN/エデン』などのミア・ハンセン=ラブ。

4月22日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。

《シネマカフェ編集部》

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