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【ネタバレあり】「シー・ハルク:ザ・アトーニー」第8話:ひと味違うデアデビルの登場

アメリカドラマあるあるのグループセラピー回を経て、ジョシュのことも吹っ切れたジェニファー。ジョシュが関わる謎の人物ハルク・キングとは誰なのか。物語はいよいよラスト2話、ようやく今回はあの人が登場!

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「シー・ハルク」第8話 (c) 2022 Marvel
「シー・ハルク」第8話 (c) 2022 Marvel
  • 「シー・ハルク」第8話 (c) 2022 Marvel
  • 「シー・ハルク:ザ・アトーニー」ディズニープラスで独占配信中©2022 MARVEL
《text:キャサリン》

アメリカドラマあるあるのグループセラピー回を経て、ジョシュのことも吹っ切れたジェニファー。ジョシュが関わる謎の人物ハルク・キングとは誰なのか。物語はいよいよラスト2話、ようやく今回はあの人が登場!

やっと…やっと出てきましたデアデビル! 8話冒頭から、弁護するにはちょっとしょうもないが上顧客の息子なので仕方なく仕事をする会社員ムーブなジェニファーという流れで、今回も登場はお預けかと思われたがようやく。ここまで引っ張ってきて満を持して登場というだけあって、マット・マードックとジェニファーの法廷バトルは今までの法廷劇でも一段濃いものに。しかもその後一杯飲んで何やらちょっといい雰囲気になるのは予想外…! 完全にコテコテのオフィスラブコメ的展開。

そのコメディテイストに合わせてか、シー・ハルク版マット・マードックはチャーミングなところもあり、Netflix版「デアデビル」の彼とはひと味違ったキャラクター設定になっている。単なるコスチュームの違いだけでなく、ラブコメドラマに良く出てくる仕事のことも割と何でも話せる爽やかイケメン感! 潜入バトルに関しては自分の方が未経験の君より詳しいと、若干のマンスプレイニングをしても許されそうな雰囲気を醸しだす特別枠とでも言うべきか…。見応えある戦闘シーンはさすがながらNetflix版のダークなテイストはどこへやら。筆者としてはこれもあり!(というか、マット・マードックがカッコいいからオールOK!)と感じたが、Netflix版からの流れを考えるとファンの中では賛否両論はありそうな扱い。そんな彼と一仕事終えてなだれ込むようにセックスへ…というカジュアルなセックス描写はMCUとしては相変わらずユニーク。女性ヒーローはこうでなければというような枠をもうけ過ぎず、あくまでジェニファー・ウォルターズの日常を追うスタンスだからこそかもしれない。

物語の終盤、最優秀女性弁護士賞の授賞式を突如インテリジェンシアが妨害。ジョシュによって奪われたジェニファーのスマホの中身がリークされ、一方的にプライバシーを攻撃されジェニファーは激昂してしまう。ちなみに、その中身にはキャプテン・アメリカの尻の画像が複数ありよほど気になっているんだなとわかる細かい設定の回収にも注目。結局、インテリジェンシア(そしてハルク・キング)の目的は何なのか、またもMCUの女性ヒーローにありがちな「何かの犠牲になる可哀想なキャラクター」としてシー・ハルクも展開してしまうのか…。いずれにしても、やはり今回のシリーズもMCUドラマあるあるのあと1話でどうするのよ?!状態。他ドラマのように駆け足て何とか収束しました! みたいにならないことを祈りたい。あくまでこのドラマの特徴はMCUの主軸がサイドストーリーであり、ジェニファー・ウォルターズそしてシー・ハルクのパーソナルな物語なので、MCUの主軸の展開は次回何かしらの作品へ持ち越しとなることも充分ある気がする。いずれにしても残り1話を楽しみに待ちたいところ。


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《キャサリン》

海外テレビシリーズウォッチャー キャサリン

Netflix、Amazonプライムビデオ等のストリーミングサービスで最新作を追いかける海外テレビシリーズウォッチャー。主に欧米の映画、ドラマ、ドキュメンタリー、トーク番組、スタンドアップコメディなどを中心に視聴。現在作品レビューなどをwebメディア・雑誌などで執筆。

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