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父と娘の口喧嘩…それぞれの言葉から見えてくる複雑な感情『ザ・ホエール』本編映像

本年度アカデミー賞主演男優賞受賞の話題作『ザ・ホエール』より本編映像が解禁された。

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『ザ・ホエール』 © 2022 Palouse Rights LLC. All Rights Reserved.
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本年度アカデミー賞主演男優賞受賞の話題作『ザ・ホエール』より本編映像が解禁された。


>>『ザ・ホエール』あらすじ&キャストはこちら


主演のブレンダン・フレイザーの演技が多くの映画賞で絶賛されている本作。アカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞受賞の驚異のメイクにより、巨体の男チャーリーになり切り、圧巻の存在感を見せつけている。

この度解禁されたのは、自らの余命が幾ばくもないことを悟った主人公チャーリーと、数年ぶりに再会した娘エリー(セイディー・シンク)の、複雑な親子関係が垣間見える本編映像。

幼い頃に愛する父から捨てられた経験がトラウマとなり、学校生活と家庭で多くのトラブルを抱えている17歳のエリー。怒りに身を任せて生きるエリーにチャーリーは、「世界中に向かって怒る必要はない。僕だけに怒れ」とアドバイスをするが、この言葉にエリーは激怒。「私をゴミみたいに捨て8年後に父親ぶるの?」と父を傷つける言葉を放つ。父と娘の深い溝が明らかとなるシーンだ。

ほぼワンシチュエーションの会話劇という構成である本作では、セリフが最大の魅力にもなっている。対立する父と娘は言葉の使い方も相反しており、大学でエッセイの講師をするチャーリーは言葉を用いて人々を癒そうとするが、反対にエリーは言葉を反抗するための武器として使う。

ブレンダンは、本作の脚本家であり、原作戯曲の作者でもあるサミュエル・D・ハンターが書いた台詞に惚れこんだといい、「サムは現実の生活を詩にする。彼の物語には必ず価値観と目的がある上に、活き活きとしたユーモアあふれる率直な言葉を書く才能があるんだ」と彼の言葉に信頼を寄せている。

そして本作で新たな魅力を開花させたのが、エリー役のセイディー・シンクだ。ブレンダンの熱演にひるむことのなく、堂々とした立ち振る舞いを見せている。セイディーについて、アロノフスキー監督とブレンダンの2人は「彼女は将来素晴らしい役者になる」と口を揃えてその仕事ぶりを絶賛。

セイディー本人は「実はブレンダンが出演している映画を1本も見たことがなかった」と告白しており、それゆえに撮影現場で緊張せずいられたとふり返っている。エリーのキャラクターについても、彼女の生い立ちから性格を想像し、深く理解し「彼女は人生の大半を、父親を悪者にして生きてきた。父がいなくなってから、エリーと母親の人生は負のスパイラルに陥ってしまい、それが今でも続いているから、エリーは父親を傷つけるためにチャーリーのアパートに来たんだと思う」と分析。

そして、「『見てよ、私はこんなに嫌な人間になっちゃった。あんたのせいよ』と、自分が父親に心を傷つけられたのと同じように彼を傷つけたい。もしかしたら、父親が良い境遇にないのを見て、少しスッとしてさえいるかも。父親が苦しんでいるからといって、優しくする気は毛頭ない。父親に対して言うべきことがあり、それをはっきりと言う芯が通った女の子」と解説している。

華麗な復活劇を見せオスカーを受賞したブレンダンと若手No.1の演技力を惜しみなく披露したセイディーの激しい演技バトルからも目が離せない本編映像となっている。

『ザ・ホエール』は4月7日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。


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《シネマカフェ編集部》

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