韓国で生まれ、養子縁組によりフランスで育った主人公が初めて母国に帰る物語『ソウルに帰る』から、韓国版ビジュアルポスターが6種解禁となった。
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今回解禁となった本作の6種ビジュアルポスターは、韓国でキム・ボラ監督『はちどり』(18)やグザヴィエ・ドラン監督『Mommy/マミー』(14)を配給した気鋭の映画会社として知られる「ATNINE FILM」が韓国公開時(5月3日)に手掛けたもの。
どのデザインも、主人公フレディと同様、強烈かつ感覚的なイメージで、これまでにない新しい映画と評される『ソウルに帰る』のインパクトを伝えている。
“WHO”・“WHERE”・“WHY”とそれぞれに名づけられた一連のビジュアルでは、本作を読み解くためのキーワードが隠されている。
まず“WHO”バージョンのポスターは、反抗的なフレディの姿が視線を奪う中、「FREDDIE」という名前と共に「ヨンヒ」という韓国の名前が、養子縁組の書類番号、幼少期の生母と撮った写真と調和し、フレディのヒストリーを感じさせる。
“WHERE”バージョンのポスターは、ソウル行きの飛行機のチケットと一緒にどこかに向かっているフレディの姿が切り取られており、ひょんなことからソウルにやってきた彼女の旅を追ってみたいと思わせる。
“WHY”バージョンのポスターは、別ポスターでも使用された生物学的な父とのぎこちない記念写真と一緒に、誰かと会って涙を流すフレディの姿が切り取られ、フレディの言葉にならない思いを感じさせるものに。
そのほかのポスターでは、メイキングスチールを大胆に生かし、ソウルの夜の街に溶け込むフレディの姿が切り取られており、どこかウォン・カーウァイ監督作品にも通じる本作の一面が強調されている。
なお、今回来日が決まったダヴィ・シュー監督と主演のパク・ジミンは、特別先行上映となる8月10日(木)にトークイベントを実施。そして公開初日の8月11日(金)には2度の舞台挨拶も実施される。
『ソウルに帰る』は8月11日(金・祝)よりBunamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国にて順次公開。