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「ムービング」俳優にソン・ガン、イ・ジョンジェ&チョン・ウソンまで…2023年活躍の韓国俳優ふり返り

世界中を魅了した「イカゲーム」のイ・ジョンジェが初監督を務めた『ハント』をはじめ、話題の韓国映画が日本公開された2023年。イ・ジョンジェは「イカゲーム」シーズン2の撮影合間を縫って日本に駆けつけてくれた。

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世界中を魅了した「イカゲーム」のイ・ジョンジェが初監督を務めた『ハント』をはじめ、話題の韓国映画が日本公開された2023年。イ・ジョンジェは「イカゲーム」シーズン2の撮影合間を縫って日本に駆けつけてくれた。

同作で共に主演を務めた長年の親友チョン・ウソンも、念願の企画となる日本の名作ドラマのリメイク「愛していると言ってくれ」がついに配信開始に。

また、ソン・ガンは「Sweet Home-俺と世界の絶望-」シーズン2の記者会見にて、同作が“入隊前最後”の作品となることを発表。キム・ユジョン共演の「マイ・デーモン」も絶賛配信中となっている。

「Sweet Home-俺と世界の絶望-」から「セレブリティ」まで驚異の振り幅を見せるパク・ギュヨンも、今年話題を集めた1人。

そして2023年下半期、社会現象となったのがディズニープラス韓国オリジナル作品のヒット作「ムービング」だ。そのキャストたちも含め、眩いばかりの活躍を見せた韓国俳優たちをピックアップした。


イ・ジョンジェ&チョン・ウソン25年ぶり共演
監督やプロデューサーの顔も


第75回カンヌ国際映画祭(2022年)ミッドナイトスクリーニング部門から世界中の映画祭への出品され、青龍映画賞や釜日映画賞で新人監督賞も受賞したイ・ジョンジェ。2024年は『スター・ウォーズ』の前日譚ドラマ「The Acolyte/アコライト」(原題)でジェダイナイトを演じる。「イカゲーム」シーズン2にも期待が高まるところだ。

自身で執筆し4年間温めてきたシナリオで自らメガホンをとった映画『ハント』は軍事政権下、安全企画部に所属する海外次長パク(イ・ジョンジェ)と国内次長キム(チョン・ウソン)が“北”の二重スパイ「トンニム」の潜入を知り、お互いに対する疑いを深めていく。

『ハント』

1999年の『太陽はない』以来のチョン・ウソンとの共演。全カットの絵コンテを自ら描いていたというイ・ジョンジェ監督による本作は、冒頭のワシントンDCや完全再現した80年代の東京を舞台にしたアクションシーン、親友同士が演じる2人の男の対立と暴政への抵抗が胸アツ。

『ハント』

そんなイ・ジョンジェ監督とチョン・ウソンのもとに、実在の北の亡命者“リ中佐”役ファン・ジョンミンはじめ、キム・ナムギル、チュ・ジフン、イ・ソンミンら錚々たる俳優たちがカメオ出演を果たしたのは、2人のそれまでの俳優人生と人間力の賜物だろう。

そして、チョン・ウソンは日本のドラマ「愛していると言ってくれ」(1995年/脚本:北川悦吏子、制作:TBSテレビ)の版権を自ら購入し、一度は断然したものの今年ようやく韓国リメイク化が実現。日本版で豊川悦司が演じた、ろうの画家に扮しているが、年月がかかった分キャラクターたちの年代も上がり、常盤貴子が演じた相手役に「賢い医師生活」シン・ヒョンビンを迎えた大人のラブストーリーとなっている。

「愛していると言ってくれ」© 2023 KT Studio Genie Co., Ltd原作 日本のテレビドラマ「愛していると言ってくれ」(脚本 北川悦吏子・製作 TBS)

2024年1月26日(金)には初監督映画『ザ・ガーディアン/守護者』(原題:保護者)も公開。本国ではファン・ジョンミンと共演し、韓国現代史の転換期の1つとなった軍事クーデターを描いた『ソウルの春』(原題)が大ヒット中となっており、盟友とともにキャリアの充実期に突入している。


入隊直前、ソン・ガンが存分に魅力を発揮


先日RM&V、ジミン&ジョングクが相次いで入隊し、「BTS」は全メンバーが兵役へ。また、「ヴィジランテ」『復讐の記憶』で新境地を見せたナム・ジュヒョクや、「ユミの細胞たち」『聖なる復讐者』のパク・ジニョン(GOT7)なども今年入隊した。

次なる若手俳優といわれているのがソン・ガン。Netflixシリーズ「わかっていても」や「気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!」「恋するアプリ Love Alarm」などの話題作を通して日本でも絶大な人気を誇る。「マイ・デーモン」ではNetflix映画『20世紀のキミ』のキム・ユジョンが演じる“悪魔のような”財閥令嬢と契約結婚し、次第に心を動かされていく悪魔グウォンを演じている。あざとすぎるほどのナルシシズムは、ソン・ガンだからこそ成立するというもの。

一方、「Sweet Home-俺と世界の絶望-」シーズン2では“感染”して怪物化しながらも人間の心を失わないヒョンスを熱演。グリーンホームから脱出したものの、混沌とした絶望の世界では様々な人々の思惑が交錯していく。シーズン3も2024年夏に配信予定。世界的ヒットドラマで真逆の魅力を振りまいている。


「Netflixの娘」パク・ギュヨン、
インフルエンサーから「イカゲーム2」まで


ソン・ガンが「Netflixの息子」ならば、「Netflixの娘」として韓国メディア「Wikitree」に紹介された1人が、「サイコだけど大丈夫」「ロマンスは別冊付録」などを経て、グローバルTV部門(非英語)1位を獲得した「セレブリティ」で主人公ソ・アリを演じたパク・ギュヨン

平凡な会社員から130万人のフォロワーを抱える上位1%のセレブとなって人生が一変、野心と競争、誹謗中傷が渦巻く世界へ飛び込んでいくソ・アリと同様、“時の人”となった。大学在学中に学生向けフリーペーパーで表紙モデルをしてスカウトされたというだけに、スラリとしたスタイルに煌びやかなハイブランド・ファッションがハマり、切りっぱなしの“ソアリボブ”は話題の的に。

「Sweet Home-俺と世界の絶望-」シーズン2でも再び“怪物”だらけの世界で様々な試練に巻き込まれ、ついに戻ってくる「イカゲーム」シーズン2では、イム・シワンやカン・ハヌル、チョ・ユリ、イ・ジヌクらとともに新たにキャスティングされている。

また、チャウヌと共演した同名ウェブ漫画のドラマ化「ワンダフルデイズ」は、“キスをすると犬になってしまう”高校教師を演じたファンタジーロマンチックコメディで、虚勢を張っていた「セレブリティ」とは打って変わってキュートさ全開。

「ワンダフルデイズ」©2023 Lifetime & Group8

そんなチャウヌも、OSTを担当しキム・レウォンやイ・ジョンソクらと共演した映画『デシベル』や、除霊アクションファンタジー「アイランド」でも活躍した。


「ザ・グローリー」の憎まれ役でブレイク
イム・ジヨン


「Netflixの娘」の1人としても名前があがり、2022年末に配信がスタートした「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」で校内暴力を首謀したセレブ、ヨンジン役で殻を破ったような演技を見せ、今年大ブレイクしたのがイム・ジヨン。同ドラマで共演し、現在入隊中のイ・ドヒョン(「良くも、悪くも、だって母親」)との交際も話題だ。「ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え」でも韓国版オリジナルキャラクター、ソウルで強い印象を残していた。

「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~」

さらに日本では、2作のサスペンス・スリラーが配信中。一気見必至のHuluプレミア「庭のある家」では3年ぶりのドラマ復帰作となるキム・テヒと共演、壮絶なDVに遭う女性を演じ、Amazon Original「国民死刑投票」では投票結果に従って悪質な犯罪者に死刑を執行する“犬仮面”を追う、警察サイバー捜査班の正義感に尽くす警部補に。作品ごとにまったく違った姿を見せ、その演技力も支持されている。

「庭のある家」©2023 KT StudioGenie.,Co.Ltd

『バレリーナ』で切れ味抜群のアクション!
チョン・ジョンソ


「ペーパー・ハウス・コリア:統一通貨を奪え」トーキョー役のチョン・ジョンソは、いま世界が注視する韓国俳優のひとり。Netflix映画『バレリーナ』では、『ザ・コール』イ・チュンヒョン監督と再タッグ、NetflixグローバルTOP10の映画(非英語)で1位を記録した。同監督とは“公開恋愛中”でもある。

Netflix映画『バレリーナ』

演じたのは、親友が残した最期の願いを叶えるため、たった1人で無慈悲なまでの復讐に身を投じていくオクジュ。怒りと慟哭が入り交じった、そのアクションは誰にも止められないほど。

また、チン・ソンギュ、チャン・リュル共演「身代金」(原題)ではデビュー作のイ・チャンドン監督『バーニング 劇場版』(18)以来、カンヌの地を踏み、作品は第6回カンヌ国際シリーズフェスティバルにて見事脚本賞を受賞した。

さらに、“次世代のタランティーノ”と呼ばれるイラン系女性監督アナ・リリ・アミリプールに抜擢され、『モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン』でハリウッド進出。他人を操るスーパーパワーを持つ〈モナ・リザ〉として、12年間隔離されていた精神科病院を逃げだし、バイアスのない鋭い洞察で初めての世界を知っていく役どころがハマった。


世界的ヒット「ムービング」を牽引したのは?


スーパーヒーローを描く作品は幾多あるなか、他者を操る力や飛行能力、怪力、治癒など多種多様な特殊能力者たちが親子で登場したウェブ漫画原作「ムービング」は、2023年を代表する韓国ドラマの1つとなった。

ディズニープラス(アメリカではHulu)の配信開始から7日間(視聴時間ベース)で、“最も視聴されたディズニープラスの韓国オリジナル作品”を記録するなど世界的なヒットとなり、「アジアコンテンツ&グローバルOTTアワード」では最多6部門を受賞。今作とともに、「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」「マスクガール」「身代金」は全米放送映画批評家協会賞(クリティクス・チョイス・アワード)の外国語シリーズ部門にノミネートされている。

「ムービング」 © 2023 Disney and its related entities

今作で30kg増量して飛行能力を持つ高校3年生のボンソクを演じたイ・ジョンハは、最旬新人俳優の証といえる音楽番組のMC(ショー!K-POPの中心)に起用されるほど人気となったが、その母親で強感覚の持ち主イ・ミヒョン役を演じて世間を驚かせたのがハン・ヒョジュだ。第59回大鐘賞映画祭にて今年初めて設けられたシリーズ部門の女優賞を受賞した。

「ムービング」 © 2023 Disney and its related entities

人気ドラマ「トンイ」や映画『ビューティー・インサイド』のイメージで時が止まっていた人たちには、華やかさを封印し、幼いボンソクが“飛ばないように”背負う母親の姿は衝撃的に映っただろう。イ・ジョンハ演じるボンソクとの親子愛、夫キム・ドゥシク役チョ・インソンとのラブストーリーに涙した方も多いのでは。

ハン・ヒョジュのInstagramより

そしてNetflix映画となった『毒戦 BELIEVER 2』では、麻薬王“イ先生”に近づく奴は許さない側近のビッグナイフに扮し、まったく異なる空気を纏って本格的なバイオレンスアクションに身を投じている。

なお、イ・ジョンハとともにアジアコンテンツ&グローバルOTTアワード新人賞を受賞したのがチャン・ヒス役のコ・ユンジョン。「保健教師アン・ウニョン」「Sweet Home-俺と世界の絶望-」「還魂」と話題性を高めてきた彼女も、いわばNetflixの申し子。イ・ジョンジェ監督の『ハント』では、スパイと疑われる学生役で凄惨なシーンにも挑んでいる。

「ムービング」 © 2023 Disney and its related entities

ソ・イングク&パク・ソダムら豪華共演の「もうすぐ死にます」や、次回作の「賢い医師生活」スピンオフドラマなどで、さらなる飛躍を遂げそうだ。


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《上原礼子》

「好き」が増え続けるライター 上原礼子

出版社、編集プロダクションにて情報誌・女性誌ほか、看護専門誌の映画欄を長年担当。海外ドラマ・韓国ドラマ・K-POPなどにもハマり、ご縁あって「好き」を書くことに。ポン・ジュノ監督の言葉どおり「字幕の1インチ」を超えていくことが楽しい。保護猫の執事。LGBTQ+ Ally。レイア姫は永遠の心のヒーロー。

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