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中国版『百円の恋』、中国での日本映画リメイク作品歴代興収No.1を達成

安藤サクラ主演『百円の恋』(2014年)の中国リメイク作『熱辣滾燙』が、2月17日に『ザ・マジックアワー』の記録を抜いて中国でリメイクされた日本映画における最高興行収入記録を達成。

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2月14日上海の映画館で行われた舞台挨拶(最前列右から4人目がジャー・リン)『热辣滚烫』 (C)New Classics Media Corporation
2月14日上海の映画館で行われた舞台挨拶(最前列右から4人目がジャー・リン)『热辣滚烫』 (C)New Classics Media Corporation
  • 2月14日上海の映画館で行われた舞台挨拶(最前列右から4人目がジャー・リン)『热辣滚烫』 (C)New Classics Media Corporation
  • 『热辣滚烫』 (C)New Classics Media Corporation
  • 湖北省の舞台挨拶でのジャー・リン『热辣滚烫』 (C)New Classics Media Corporation
  • 『百円の恋』 (C)2014東映ビデオ
  • 『热辣滚烫』 (C)New Classics Media Corporation

安藤サクラ主演『百円の恋』(2014年)の中国リメイク作『熱辣滾燙』(英語タイトル:『YOLO』=You only live once.)が、2月17日に中国での興収が27.24億元(約544.8億円)を突破し、『ザ・マジックアワー』の記録を抜いて中国でリメイクされた日本映画における最高興行収入記録を達成した。

中国で2月10日より公開後、春節期(旧正月:2月10~18日)のナンバーワンヒット作として快進撃を続けている本作。この度、過去、中国でリメイクされた日本映画の最大ヒット作『ザ・マジックアワー』(興行収入26.27億元:約533.8億円)の記録を公開8日目で塗り変え、中国でリメイクされた日本映画の歴代興収トップに。2月18日現在、興収は28.54億元(約570.8億円)と記録を伸ばしている。

『熱辣滾燙』は、東映および東映ビデオが中国サイドよりオファーを受け、実現。作品開発にはオリジナル作品の脚本家・足立紳、監督・武正晴、プロデューサー・佐藤現が監修を行い、中国を代表するコメディ俳優のジャー・リン(JIA Ling)が主演・監督を務めた。

主演・監督ジャー・リン『熱辣滾燙』

ジャー・リンは、同じく主演・監督を務めた前作『こんにちは、私のお母さん』(2021年公開)が興収54億1300万元(約900億円)の大ヒットを記録。この数字は中国映画市場における興収歴代3位となり、ジャー・リンが自らが熱望した企画である『熱辣滾燙』は公開前から大いに注目を集めていた。目下、中国全土で大旋風を巻き起こしており、今後の記録も期待されている。

2月14日上海で行われた舞台挨拶(最前列右から4人目がジャー・リン)『熱辣滾燙』

また、オリジナル作品の脚本・足立紳と、武正晴監督から喜びのコメントも到着している。

『百円の恋』脚本・足立紳

『百円の恋』の公開から10年、外国でリメイクされるなど当たり前ですが1ミリも思っていませんでした。
しかもそれが大ヒットなんて夢のようです。昨年、撮影現場を訪れたときのジャー・リンさんはとても眩しくてカッコ良かったです。それはオリジナル版の撮影現場での安藤サクラさんもそうでした。そして映画の中のジャー・リンさんはやっぱりカッコ良かったです。日本の片隅で作られた映画を観て、それを自国で作りたいと思ってくれた人たちがいたということにとても勇気づけられました。

『百円の恋』監督・武正晴

大ヒットおめでとうございます。我が事のように嬉しいです。公開10年後の嬉しいニュースに、観ていただいた中国のお客様に感謝です。中国スタッフ、キャストの皆様に深謝です。特にジャー・リンさんの勇気と情熱に拍手です。思えば、足立さんが書いてくれた『百円の恋』のシナリオを最初に読んだ時の幸福な時間は忘れることができません。そして困難な一子役のオーディションに、安藤サクラさんが扉を開けて現れた勇姿に震えた事も忘れません。この映画を撮ってようやく映画監督としてスタートできたと思いました。今でもこの映画は僕のお守りです。映画の仕事を始めて35年目ですが、映画の素晴らしさを今回のリメイクのおかげで改めて実感することができました。今後少しでも多くの皆様に観ていただくことを切に願っております。

なお、『熱辣滾燙』の日本公開は未定となっている。


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《シネマカフェ編集部》

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