5月13日(現地時間)、第78回カンヌ国際映画祭が開幕した。今年の審査員長はジュリエット・ビノシュで、審査員はハル・ベリーやジェレミー・ストロングら8名が務める。
オープニングセレモニーでは、ロバート・デ・ニーロが名誉パルムドールを受賞。プレゼンターを務めたレオナルド・ディカプリオは、「俳優という仕事をただの一人芝居ではなく、変身として捉えるその姿勢が、他の俳優たちにインスピレーションを与えてきた」と称えた。セレモニーはクエンティン・タランティーノ監督の開幕宣言によって、締めくくられた。

今年の注目すべき変化のひとつは、開幕前日に発表されたドレスコードだ。レッドカーペット上での「ヌード」と「過度にボリュームのある衣装」が禁止された。「Variety」誌によると、審査員のハル・ベリーはこのルールにより、準備していたドレスの着用を断念せざるを得なかったという。

ハル・ベリーは「(Gaurav)Guptaの素敵なドレスを用意していたが、トレーンが大きすぎて今夜は着られなかった」「ルールは守らないと。ヌードが禁止になったという部分については、きっといいことだと思う」と語ったり、最終的に「ジャックムス(Jacquemus)」のストライプドレスで登場した。

このようなルールが設けられたなかでも、ハイディ・クルムは長いトレーンが特徴のドレスで、万千惠はボリュームのあるドレスで来場し、注目を集めた。
