今年4月、アメリカ合衆国保健福祉省の予算案(草案)が流出した。そのなかで、LGBTQ+の若者の自殺予防プログラムへの予算を廃止する計画が示されていたことが報じられた。同プログラムには、自殺を考えるLGBTQ+の若者に対して緊急支援を行う電話相談サービス「988」も含まれており、資金が打ち切られればサービスの継続が危ぶまれる状況だ。
これを受け、ペドロ・パスカル、アリアナ・グランデ、サブリナ・カーペンター、ダニエル・ラドクリフ、ジェイミー・リー・カーティス、デュア・リパら100名以上の著名人が、LGBTQ+の若者向け自殺予防プログラムに割り当てられた5000万ドルの連邦予算を守るよう求めるオープンレターに署名した。
オープンレターで彼らは「アーティスト、クリエイター、公の立場にある者として、私たちには責任が伴います。今日、その責任は実に明確です。LGBTQ+の若者たちのメンタルヘルスと命を守るために、声を上げなければなりません」「これは政治の問題ではなく、人々の命の問題なのです」と訴えている。また、LGBTQ+の当事者にも「あなたは一人ではありません。私たちが見守っています。あなたには価値があります。あなたはそのままで安全だと感じ、支えられ、愛される権利があります」と呼び掛けている。
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