大河「べらぼう」22話が6月8日放送。さらなる“暴走”をみせる誰袖に「危ない橋をどんどん渡るべらぼう誰袖」「消されたりしないよね……」などの声が上がるとともに、“断筆”した春町のその後には「安心した」などの反応もおくられている。
本作は「JIN-仁-」「大奥」の森下佳子の脚本で、日本のポップカルチャーの礎を築いた“江戸のメディア王”蔦屋重三郎(蔦重)の生涯を描いていく2025年の大河ドラマ。

斬新な本を送り出し話題となるが、老舗との実力差を感じる蔦屋重三郎=蔦重を横浜が演じるほか、幼少期に蔦重に助けられ、その後彼のもとを去るが再び共に本作りをする喜多川歌麿に染谷将太。田沼意知にスパイの見返りとして身請けを求める花魁の誰袖に福原遥。
経済重視の政策を行う田沼意次の嫡男で、別名を名乗って吉原に出入りする田沼意知に宮沢氷魚。意次の家臣にして大田南畝のパトロンでもある土山宗次郎に柳俊太郎。松前家第八代当主・松前道廣の弟で松前家江戸家老の松前廣年にひょうろく。前回のラストで筆を折り作家を辞めると言い出した恋川春町に岡山天音。また批評家、戯作者など多彩な面を持つ大田南畝<四方赤良>に桐谷健太。戯作者・北尾政演<山東京伝>に古川雄大。前覆面作家・朋誠堂喜三二に尾美としのりといった顔ぶれが出演。
※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。
前回、蝦夷地を松前藩から召し上げる“上地”をするため、松前藩が密貿易“抜け荷”の証拠を見つけるべく意知は花雲助と名乗って吉原に潜入。そこで自分の家臣がひいきにしている花魁の誰袖と出会う。意知に一目惚れした誰袖は意知が松前藩を探っていることを知り、自分がスパイとなって松前藩の抜け荷の証拠を見つけたら、代わりに自分を見請けして欲しいと持ちかけた。

そんな誰袖は今回さらに“暴走”し、吉原にやってきた松前藩当主の弟・廣年にしなだれかかり自ら話しかける。自分が使える金はさしてなく、おごりで来ていると話す廣年の手を取ると優しく撫で付け、その手につけられた石の名を聞く。そしてその石がロシアの琥珀だと知るとそれを抜け荷の証拠として意知に送る。さらに「それでは証拠にならない」と言い、もうスパイごっこは終わりにしようと諭す意知に「この際、弟君に抜け荷をさせてしまえば」と返し、金がないが吉原で遊びたい廣年を陥れようと提案する…。
そんな誰袖に「狙った獲物を仕留めるために危ない橋をどんどん渡るべらぼう誰袖」「最初は面倒な小娘程度だったのが次第にヤバい真似に手を染めて行くのが何とも…」「誰袖花魁、消されたりしないよね……大丈夫だよね……ハラハラする」などといった声が視聴者から上がる。

一方、前回宴席で政演らに暴言を吐いた末“断筆宣言”した春町だが、蔦重はもちろん、歌麿や喜三二の説得もあり、蔦重の関係者が集まった忘年会の席で政演に謝罪、和解する…。
そんな春町には「先週は一人輪に入れずにいた春町先生が今週は輪の中心に」「年末の宴でみんなと一緒にバカ騒ぎできてよかった」「文字通り筆折っちゃって心配してたけど今週は元気に屁をこいていて安心した」などといった反応もおくられている。
【第23話あらすじ】
蔦重が手掛けた狂歌の指南書などが売れ耕書堂は大注目の本屋になる。一方、誰袖は、直接オロシャ(ロシア)と取引することを廣年に提案するのだが…。
「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」はNHK総合で毎週日曜20時~(再放送は翌週土曜13時5分~)、BS・BSP4Kで毎週日曜18時、BSP4Kで毎週日曜12時15分から放送中。
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