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長尾謙杜“宮嶺”、恋心と疑惑に揺れる表情切り取る『恋に至る病』場面写真

長尾謙杜と山田杏奈がW主演を務める『恋に至る病』より場面写真が解禁された。

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『恋に至る病』Ⓒ2025『恋に至る病』製作委員会
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長尾謙杜と山田杏奈がW主演を務める『恋に至る病』より場面写真が解禁された。

TikTokで200万回再生を記録した斜線堂有紀の小説を原作とする本作は、高校生の男女の不器用で一途な初恋を軸に、同級生の不審死や恋人への恐ろしい疑惑が入り混じるピュアで刺激的なラブストーリー。

解禁されたのは、長尾謙杜演じる宮嶺望の等身大の表情が切り取られた場面写真3点。

自宅で大好きな蝶を育てている宮嶺の、小さな水槽をじっと見つめるその表情は、柔らかで、どこか無防備だ。普段から他人と深い関係を築かないように生きてきた宮嶺が、家ではふっと力を抜いている様子が感じられる、素顔を映し出したカットとなっている。

教室でのカットは、クラスで一人お弁当を食べている時、景(山田杏奈)の声が聞こえてきて思わず振り返る様子を切り取ったもの。内気な性格の宮嶺も、好きな人が話している内容はしっかり聞いている姿が微笑ましく、一瞬の反応からも、少し不器用な性格が伝わってくる。

景と向き合うカットでは、「君は、僕のために人を殺したの?」という疑念と、「僕は君が好きだ。たとえ殺人犯だとしても」という恋心が揺れ動く、複雑な感情が一瞬にして宿る、息を呑むような目力が印象的なカットとなっている。

どこまでも純粋な宮嶺の性格を象徴するような瞬間が多く切り取られ、視線だけで感情が伝わる長尾の繊細な演技に注目だ。

宮嶺を演じる長尾は、昨年、初のアジアツアーを大成功させ、初のドームライブ開催が発表されたばかりの人気グループ「なにわ男子」の最年少メンバーとして人気を集める一方、俳優としても表現の幅を広げている。

2025年だけでも『室町無頼』への出演や『おいしくて泣くとき』での劇場用映画初主演、9月公開『俺ではない炎上』など話題作への出演が続き、年間を通してスクリーンで大躍進している最旬俳優の一人だ。

本作のW主演の一人、山田杏奈とも共演した映画『HOMESTAY』(2021年)では、初主演で難役に挑み、瑞々しい透明感のある演技で高く評価された。2度目の共演となる本作でも宮嶺と景という正反対なキャラクターだが、長尾と山田が演じることによって息の合った引き込まれる演技を披露している。

そんな2人に対して、本作のプロデューサー陣は「長尾さんの持つ“翳り“にはリアリティがある。本作は良い意味で“痛みを伴う物語”になったらいいなと思っていたので、その表現に説得力があるふたりだった」とキャスティングを振り返る。

本作の監督を務めた廣木隆一は「ふたりは良いバランスだった」と語り、長尾については「自転車乗っている時の彼の漕ぎ方が一生懸命で、その一生懸命さが純愛映画としては必要だった」とピュアなラブストーリーに抜群の演技を披露した長尾を絶賛。

セリフではなく“沈黙”や“視線”で感情を表現するという、これまで以上に映画的な表現力を求められる役に挑戦した長尾。“信じることの怖さ”と“好きという心の痛み”を、眼差し一つで観客に伝えていく、役者として確かな進化を遂げた演技に期待したい。

『恋に至る病』は10月24日(金)より全国にて公開。



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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《シネマカフェ編集部》

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