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「慈善でなく、連帯だ」ケン・ローチ監督が放つメッセージ『オールド・オーク』日本版予告編

市井の民を見つめ、彼らの生活と闘争を描き続けてきたイギリスの巨匠、ケン・ローチ監督。彼が自ら「最後の作品」と語る『オールド・オーク』から、日本版予告編と場面写真が解禁となった。

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市井の民を見つめ、彼らの生活と闘争を描き続けてきたイギリスの巨匠、ケン・ローチ監督。彼が自ら「最後の作品」と語る『オールド・オーク』から、日本版予告編と場面写真が解禁となった。

わたしは、ダニエル・ブレイク』『家族を想うとき』に続く「イギリス北東部3部作」の最終章となる本作。ケン・ローチ監督が、数々の名作を共に世に送り出してきた脚本家ポール・ラヴァティと描く、喪失と希望を描く心揺さぶるドラマとなっている。

『オールド・オーク』

この度、解禁された日本版予告編は、パブ「オールド・オーク」の常連が「ここはまるでゴミ捨て場だ」と吐き捨てる、ショッキングな一片から幕を上げる。寂れゆく町に根を張る常連たちは「知らない奴らと分け合うには負担が大きすぎる」とこぼし、戦禍から逃れてきたシリア難民たちの受け入れについての疑問を隠さない。一方でパブのオーナー、TJ・バランタインは、シリア人女性ヤラを助け、「お礼を言いたくて」と「オールド・オーク」を訪ねてきた彼女と知り合いになる。

『オールド・オーク』

ヤラの抱く夢や、TJの両親の代からの炭鉱町の歴史を語り合い、友情を育んでいく2人。やがて町の人々も、シリアの人々と同じように苦しんでいることを知ったヤラは、「いろんな家族が、一緒に食事ができる場所を作れたら」と、「オールド・オーク」のスペースを利用した食堂を始める計画をTJに持ち掛けるが…。

母の口癖でもあった「共に食べて、団結を」というスローガンを掲げ、「慈善でなく、連帯だ」と力強く語るTJ。彼らは再びパブ「オールド・オーク」のある町に明かりを灯せるのだろうか――。長きにわたり、労働者と彼らを取り巻く社会を見つめ続けてきたケン・ローチ監督。彼が分断と排斥がはびこる世に放つメッセージを、心して受け止めたい。

『オールド・オーク』は4月24日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラスト渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。

© Sixteen Oak Limited, Why Not Productions, Goodfellas, Les Films du Fleuve, British Broadcasting Corporation, France 2 Cinéma and The British Film Institute 2023


《text:cinemacafe.net》

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