主演・西島秀俊×監督・瀬々敬久のタッグで贈るミステリー巨編『存在のすべてを』の超特報映像が公開された。
1991年に発生し、未解決のまま時効を迎えた前代未聞の「二児同時誘拐事件」。一方の児童は無事発見されるも、もう一方の児童は行方が掴めないまま3年が経った。ある日突然、祖父母宅に姿を現すが、行方不明だった3年間については固く口を閉ざし続ける。そして、事件は未解決のまま30年。新聞記者の門田次郎(西島秀俊)は、旧知の刑事の死をきっかけに、この事件の真相を追うことに――。

原作は、「罪の声」「踊りつかれて」などで知られる社会派作家・塩田武士が描く珠玉のヒューマンミステリー。「本の雑誌」が選ぶ2023年度ベスト10にて第1位、2024年本屋大賞第3位を受賞するなど、各界から注目を集める話題作だ。
今回公開された映像は、横浜市で発生した二児同時誘拐事件から幕を開ける。男が薄暗い階段を駆け上がり、連れ去られる男児の姿や、警察の捜査や報道が過熱するスリリングな展開に。一転し、壮大な自然の風景を背景に、事件を追い続ける記者・門田の鋭い視線や、張り詰めた表情が映し出され、30年越しに事件が動き出すことを示唆する。そして、静かに燃え落ちる線香花火や、誰かが手をそっと握り合う温かなカットに続く。
また映像公開と合わせて、未解決事件の被害者だった少年の同級生、若き画廊のオーナー・土屋里穂役として広瀬すずが出演することも明らかに。映像では、土屋が手紙を見つめながら大粒の涙を流す姿も。
広瀬は西島との初共演について「西島さんのお人柄に触れながらお芝居ができたこと、本当に嬉しく光栄な経験でした。西島さんはそれぞれの演者の距離感や立ち位置のバランス、ご自身の動きに対する相手の動きまで全部考えてくださっていて、客観的に構図を見る姿にとても感銘を受けました」とコメントしている。
さらに、鋭い視線を投げかけ、事件への追求心を感じさせる門田と、まっすぐ前を見据えながらも、どこか憂いと儚さを帯びた表情を見せる土屋のソロカットも公開。別々の場所にいながらも、2人の背後に広がるどこまでも続く空と水辺の風景が、誘拐事件から30年という歳月が紡ぎ出す深みを静かに表す。

なお、原作の文庫本が4月7日に発売されることも決定。帯には2人のソロカットもあしらわれている。

『存在のすべてを』は2027年2月5日(金)より全国にて公開。




