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【インタビュー】物語は「誰かを救う」當真あみ×細田佳央太が語る映画の力『人はなぜラブレターを書くのか』

石井裕也監督最新作『人はなぜラブレターを書くのか』に出演する當真あみと細田佳央太。毎日同じ電車に乗り、言葉を交わさずとも惹かれ合っていた若き男女をどう演じたのか、映画というメディアに懸ける想いと共に語っていただいた。

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當真あみ&細田佳央太/photo:Jumpei Yamada
當真あみ&細田佳央太/photo:Jumpei Yamada
  • 當真あみ&細田佳央太/photo:Jumpei Yamada
  • 當真あみ/photo:Jumpei Yamada
  • 細田佳央太/photo:Jumpei Yamada
  • 當真あみ/photo:Jumpei Yamada
  • 細田佳央太/photo:Jumpei Yamada
  • 『人はなぜラブレターを書くのか』©2026 映画「人はなぜラブレターを書くのか」製作委員会
  • 『人はなぜラブレターを書くのか』©2026 映画「人はなぜラブレターを書くのか」製作委員会
  • 『人はなぜラブレターを書くのか』©2026 映画「人はなぜラブレターを書くのか」製作委員会

近年では『本心』(24)や『月』(23)『茜色に焼かれる』(21)ほか、人間の深淵を見つめる作品を手掛けてきた石井裕也監督。最新作『人はなぜラブレターを書くのか』では「2000年に発生した日比谷線脱線事故の被害者へのラブレターが20年越しに届いた」という奇跡の実話を基にしたハートフルな感動作を紡いでいる。

物語の発端となる男女の出会いパートを任されたのは、テレビドラマ「ちはやふる-めぐり-」(25)や『終点のあの子』(26)ほか話題作の出演が続く當真あみと、石井監督の『町田くんの世界』(19)で初主演を飾った細田佳央太。毎日同じ電車に乗り、言葉を交わさずとも惹かれ合っていた若き男女をどう演じたのか、映画というメディアに懸ける想いと共に語っていただいた。

石井組初参加と7年を経ての再タッグ

――當真さんは「綾瀬はるかさんが演じるナズナと、どう繋げられたらいいかを石井監督と話しました」と仰っていました。具体的にはどんなお話をされたのでしょう。

當真:綾瀬さんが演じられたナズナさんの性格はこんな感じ、というお話を伺いました。ご本人がお持ちのエネルギーがそのまま乗っている部分もありますし、仕草などを真似するというよりは同一人物の雰囲気を感じられるように、と方向性についてもお話ししました。台本上の文字から受ける印象からして大人のナズナと学生時代のナズナは異なっているので、変に意識しすぎないようにとは心がけていました。私が現場入りする頃には綾瀬さんの出演シーンはほぼ撮り終わっていらっしゃいましたが、あまりその映像を観ないようにしていました。

――細田さんはボクシング練習に4カ月を費やしたと伺いました。役作りの期間としては、これまでのご経験の中でも長い部類だったのではないでしょうか。

細田:そうですね。ダントツで長い期間をいただけました。個人的に面白かったのは、メンタル面を信介さんに近づけようとしなくてもボクシング練習の中で自然とそうなっていったことです。甲子園などを見ていても、出場している学生たちは高校生と思えないほど達観した顔をしていますよね。なぜだろうと感じていましたが、スポーツに打ち込むと無駄なものがそぎ落とされていくんだ、と今回の経験を通してわかりました。ボクシングは特に、動物としての本能が呼び覚まされるようなところがあって、感覚がどんどん鋭くなっていきました。石井監督とはもちろん役についてお話をしましたが、今回の役づくりはボクシング練習に尽きるように感じます。

『人はなぜラブレターを書くのか』©2026 映画「人はなぜラブレターを書くのか」製作委員会

――細田さんは「石井監督ともう一度ご一緒することを目標にしていた」と仰っていましたね。今回の再タッグはいかがでしたか?

細田:『町田くんの世界』で、石井監督に役者にとって必要最低限の要素を教わったと僕は思っています。それを崩さないようにこの7年間を過ごしてきました。今回、その“必要最低限”のレベルが更新された感覚があります。4カ月間のボクシング練習はまさにそうで、たくさんの時間をいただけたことに感謝しています。この環境は当たり前じゃないのかもしれないですが、どの現場でもこれが普通になっていったらいいなと思います。

――當真さんは石井組に初参加ですね。

當真:石井監督は演出をされる際に「どういう動き方がありますか?」「どういう気持ちだと思いますか?」とこちらのお芝居を引き出して下さる質問をたくさんしてくださいました。本番中も近くで見守ってくれましたし、現場に入った際にスムーズに動けるように「ナズナの学生時代の家の間取りはこうで、こういう風に撮りたいと思っています」と事前に教えて下さいました。様々な手がかりを与えてくれたことで、とても安心してお芝居できました。

『人はなぜラブレターを書くのか』©2026 映画「人はなぜラブレターを書くのか」製作委員会

《text:SYO/photo:Jumpei Yamada》

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