自由な芝居ができる、
風通しの良い現場
――本作で色濃く出ている山下さんの面白さや、シニカルなお芝居について。福原さんは間近で受けられて、芸達者ぶりに思わず笑ってしまったりしないものですか?
福原:いえいえ、もう笑ってます!! 段取りの時点でずっと笑っていて、いつも「どうしよう、どうしよう」って(笑)。
山下:(真顔で)だから1日、撮れて1シーンですからね。
福原:さすがにそれは大問題です(笑)。
山下:そうだね(笑)。

――山下さん自身は、台本を読んだ時点で「こういう風にやってみようかな」と考えたりして臨むんですか?
山下:いや、それが風が吹くとですね、ちょっと覚えていないんです。「あれ、撮影終わった!?」みたいな(笑)。
福原:カッコイイですね~!
山下:風ってやっぱりすごいよ(笑)! (ドラマシリーズを)OAしているときは、大変だったんですよ。友達と会うと、あおいで風を吹かされて僕が本当のことを言っちゃう…という、そういういじられ方をされました(笑)。
福原:正直なことを言いやすくなりますね!
山下:そうなの。すごいぶちまけていました。

――『正直不動産』ならではのエピソードです!それで実際は…?
山下:実際はこういう風にやってみようと現場で考えることもありました。監督から当日に「すみません。ここちょっと永瀬っぽく説明お願いします」とくるんです。お客さんに物件の説明をするときなんか、めちゃくちゃその日に考えたりします。
福原:山下さんがすごいのは、段取り・テスト・本番と毎回違うんです!
――その後は福原さんの受けの芝居もあるわけで、お二人のコンビネーションがやはり光りますよね。
福原:私は最初のほうはついていくのに精一杯で「なんて返そう!?」とあたふたしていました。でも、私が何を言っても全部面白くしてくださるので、「もう何でも言っちゃおう」と思って自由にさせていただいています。
山下:長谷川(忍 ※永瀬と月下の上司・大河役)さんがオフィスにいるときは、自由に僕らは遊ばせていただいて、全部回収していただいています。
福原:突っ込んでもらっています!


