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制作費300億ウォンの超大作『21世紀の大君夫人』が迎えた「全話廃棄要求」の残酷な結末

歴史歪曲論争により、主演俳優たちが公式謝罪文を発表したのはSBSドラマ『朝鮮駆魔師』以来5年ぶりのことだ。

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歴史歪曲論争により、主演俳優たちが公式謝罪文を発表したのはSBSドラマ『朝鮮駆魔師』以来5年ぶりのことだ。

今回のMBCドラマ『21世紀の大君夫人』(Disney+で日本配信中)も、主演俳優のIUとビョン・ウソクが謝罪したものの、一部では「全話を廃棄すべきだ」という声まで上がっている。

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制作陣が歴史歪曲の事実を知りながら黙認したのか、それとも本当に知らずに放送したのかは定かではない。しかし一つ確かなのは、放送前から監督や制作陣、主演俳優たちの間で作品に対する自信が相当高かったという点だ。

プロモーションの過程での発言を振り返るだけでも、その雰囲気は十分伝わる。

「全員スターにしてやる」放送前に語られていた強い自信

IUは初回放送を控えた4月6日の制作発表会で、最後の挨拶として「第1~2話よりも第3~4話が、第3~4話よりも第5~6話の方がもっと面白い」とし、「監督が『みんなの出世作にしてやる』と約束してくださった。それを信じている。最後まで私たちを信じて見守ってほしい」と語っていた。

その後、主演の4人はYouTubeバラエティ番組『サロンドリップ』に出演した際も、パク・ジュンファ監督の発言を紹介した。

「監督から聞いたが、本当に毎回全部面白いとおっしゃっていた」とノ・サンヒョンが口火を切ると、IUは「監督が先日おっしゃったことがある。全12話まで編集もすべて終えられて、少し興奮して電話をかけてこられた。『みんなスターになるよ』とおっしゃった。私たちをスターにしてくださるって」と当時を振り返った。

これに対しビョン・ウソクも「監督は(演出を)30~40年やってこられた方だから」と厚い信頼を示し、IUに「いや、そこまではいかない。20年くらいだ」と訂正される一幕もあった。

(画像=YouTube)

300億ウォンを投じるも…“基本中の基本”は疎かに

もちろん、これらは作品への愛情が込められた発言であり、最善を尽くした俳優たちも結果を待ちわびる中で期待が高まるのは当然のことだ。監督の立場としても、苦労した俳優たちに自信を持たせるための言葉だったのかもしれない。

しかし、視聴者の評価を受ける前に内部で「出世作」「スター」などと語り、溢れる関心や話題性に酔いしれるあまり、肝心のディテールを疎かにしたのではないかという疑問が残る。

300億ウォン(約34億円)以上という莫大な制作費を投じ、数億ウォン台の出演料、豪華な宮殿セット、スポーツカー、豪華な衣装、驚異的なCGなどを完成させておきながら、なぜ基本中の基本である歴史考証をこれほどおそろかにしたのだろうか。

ラブコメにおいてIUとビョン・ウソクのケミストリーも重要だったが、外見的な華やかさばかりに気を取られ、説得力に欠ける展開が立憲君主制の根幹を揺るがし、ついにはお粗末な考証による歴史歪曲論争まで勃発してしまった。

(写真=MBC)

いくら想像力を加えたフィクションとはいえ、韓国固有の歴史をベースにしたドラマで、韓国をまるで中国の属国であるかのように描写した設定は非難されて然るべきだ。

韓国コンテンツに対する全世界の注目が集まるする中、『21世紀の大君夫人』はすでに世界的に影響力の大きい俳優たちが主演を務め、、Disney+(ディズニープラス)では世界47カ国でトップ10入りを達成。放送期間中、TVショー部門のグローバル(非英語)1位も維持していた。

300億ウォンをかけ、世界中の視聴者に愛された作品の結末に「歴史歪曲」だけが残ったという事実が、さらに痛恨の結果となったである。

歴史講師も苦言「出演料には数億、考証費用は出し惜しみ」

一方、本作は第11話で主人公イアン大君イアン大君(演者ビョン・ウソク)の即位式のシーンが描かれたが、皇帝国ではなく冊封国(属国)の冠である「九旒冕冠」や、皇帝に向けた「万歳(マンセ)」ではなく冊封国の王を指す「千歳(チョンセ)」が登場した。これは朝鮮を冊封国だと主張する中国の「東北工程」の口実になりかねないとして、批判を招いた。

(画像=MBC)

韓国史の人気講師であるチェ・テソンは自身のインスタグラムで、「また歴史歪曲論争。ここまで来ると、我々は金魚(記憶力がない)なのか?いい加減に目を覚ましてください」とし、「玉飾りが9連?皇帝なら12連!千千歳?皇帝なら万万歳!」と本作の歴史歪曲を指摘した。

続けて「現在、我々は世界中の韓流を牽引している。ドラマや映画は、我々だけが見ているわけではない。全世界の人が見ている。我々のイメージが急速に伝播し、定着しつつあるのだ。今やその格に見合ったシステムが必要である。我々にはまだこのシステムがないか、手工業レベルだ。歴史用語、服装、セリフ。歴史歪曲論争が毎回起こりながらも、常に進歩がない」と嘆いた。

そして「歴史学界を尊重していただきたい。俳優たちの出演料には何億も惜しみなく支払うのに、なぜ歴史考証の費用は数十万で済ませようとするのか。なぜなぜそこまで惜しむのか。番組制作において考証にかかる時間をなぜそれほど無視するのか。歴史学界も、歴史物の考証研究所を一つ作ってほしい。制作陣が悩むことなく、そこに任せれば台本、服装、セットのすべてをワンストップで安全に解決してくれるような研究所を」と強調した。

韓国を代表するスター俳優たちと、300億ウォンの制作費が投入されたドラマに対し、大衆が批判を超えて「廃棄すべきだ」という声を上げている現状が、苦い余韻を残している。

(記事提供=OSEN)

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《韓ドラLIFE》

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