「今、配信が待ち遠しいドラマ第一位」「これだよこれ!」と日本の韓ドラファンの間でも熱い反響を呼んでいる『素晴らしき新世界』。主演2人が織りなすテンポのよい掛け合いと絶妙なコミカルさに加えて、疾走感あふれるストーリー展開が視聴者の心を掴んで離さない。かくいう筆者も、その魅力にすっかり引き込まれた一人だ。そこで今回は、そんな話題作に出演中のイム・ジヨンとホ・ナムジュン、2人の俳優の魅力と出演作品を徹底解剖していきたいと思う。
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イム・ジヨン:1990年6月23日生まれ
①SBS金土ドラマ『素晴らしき新世界』
Netflix「グローバルTOP10(非英語シリーズ)」の週間視聴ランキングで1位を記録し、韓国国内にとどまらず、グローバル人気も急上昇中の話題作。朝鮮時代に「稀代の悪女」と恐れられ、悲劇的な最期を迎えた女性が300年後の現代ソウルで目を覚ましたところから物語が始まる。
イム・ジヨンが演じるのは、悪女の魂が宿った無名女優シン・ソリ。そんな彼女の前に現れるのが、ホ・ナムジュン演じる“資本主義の怪物”と称される冷酷な財閥御曹司チャ・セゲ。スリリングな駆け引きと危険なロマンスが交錯する、一触即発のファンタジーラブコメディだ。

シン・ソリが代役出演したドラマのワンシーンがネットミーム化するくだりなど、随所に遊び心が散りばめられており、冒頭から一気に視聴者を引き込んでいく。昨今、韓国ドラマ界隈での決まり文句「3話まで我慢して見てほしい」には当てはまらない、序盤からエンジン全開の作品である。
一見すると王道の「転生モノ×ラブコメ」設定だが、物語が進むにつれ朝鮮時代のシン・ソリ、チャ・セゲ、チャ・ムンドの関係性が少しずつ浮かび上がってくる。おそらくこれから徐々に重厚なドラマ展開が待っているはずだ。
②『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』
俳優・イム・ジヨンと聞いて、韓ドラファンがまず思い浮かべる作品ではないだろうか。冷酷無比な悪女というイメージが強い彼女かもしれないが、実は本作品がデビュー以来初の悪役だったとのこと。世界的ブレイクのきっかけとなったのもこの作品だ。

高校時代、凄惨ないじめと暴力によって人生を壊されたムン・ドンウン(演者ソン・ヘギョ)。助けを求めても大人たちは誰一人手を差し伸べず、彼女は絶望の末に高校を去った。それから十数年後、小学校教師となったドンウンは、自身を追い詰めた加害者たちへの復讐計画を静かに進めていた。
中でも最大の標的は、華やかな人生を送る気象キャスターのパク・ヨンジン(演者イム・ジヨン)。ドンウンはヨンジンの娘が通う小学校の担任となり、加害者たちを少しずつ追い詰めていく。緻密な心理戦と張り詰めた緊張感で描かれており、壮絶な復讐劇が見る者を引き込むリベンジサスペンスである。
③『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』
名前も身分も偽りの人生を生きることになった女性オク・テヨン(演者イム・ジヨン)と、彼女を命懸けで守ろうとする青年チョン・スンフィ(演者チュ・ヨンウ)が織りなす「生存の詐欺時代劇」だ。奴婢として虐げられてきたクドク(演者イム・ジヨン)は、ある事件をきっかけに亡くなった両班の娘オク・テヨンとして生きることに。身分を偽りながらも懸命に運命を切り開こうとする姿が、緊張感あふれる展開とともに描かれていく。

時代劇では今まであまりフォーカスされてこなかった奴婢の生活などもしっかりと描いている本作品。第1話から最終話まで高視聴率を記録し続け、2025年大ヒットドラマの一つになった。チュ・ヨンウはこの作品での演技が高く評価され、第61回百想芸術大賞の新人賞を受賞。その後もドラマ『トラウマコード』や映画『広場』など話題作が続々と公開され、一気にライジングスターとなった。
素の彼女の姿もぜひチェックしてほしい!
『짠한형 신동엽 チャナン(残念・乾杯2つの意味がある)兄さんシン・ドンヨプ』にチ・チャンウク、キム・ジョンス、キム・ジュンハンとともに出演。お酒が入っていることもありトークは大盛り上がり。「私、きれいだよね」「だからきれいだって」といったテンポのよすぎる会話が、いくつも繰り広げられている。出演してきた作品のキャラクターもあり、どうしても怖い印象をもたれがちな彼女だが、かなり愉快な人だという印象をもった。竹を割ったような清々しい性格は『素晴らしき新世界』のシン・ソリそのものだ。今までで一番素の彼女に近い役どころなのかもしれない。
また、ホ・ナムジュンとともに出演した『살롱드립(サロンドリップ)』も見逃せない。『素晴らしき新世界』では、非の打ち所がない財閥御曹司を演じているホ・ナムジュンだが、こちらではMCのチャン・ドヨンとイム・ジヨン、2人のヌナに圧倒される様子が見られる。2019年に20代半ばで俳優デビューするなど、やや遅咲きではあったが『100番の思い出』や『その電話が鳴るとき』など着実にキャリアを積んでいったホ・ナムジュン。今回のドラマ出演で一気にスターダムに駆け上がること間違いなしだろう。
(文=豊田 祥子)
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