1911年、遊郭にランプの灯がともる。久しぶりに再会した芸妓(スー・チー)と高官(チャン・チェン)は、見果てぬ夢に胸を焦がす。1966年、ビリヤード場に響く球の音。兵役を明日に控えた青年(チャン・チェン)は美しい女性・シュウメイ(スー・チー)と恋に落ちる。2005年、歌手のジン(スー・チー)とカメラマンのチェン(チャン・チェン)はお互いに恋人がいる身でありながら激しく惹かれ合う。傷つきながら、必死で何かを求めている。愛し合い、満たされ、報われなくても、ただ一緒にいたいと願う想いを台湾の名匠ホウ・シャオシェンがオムニバス形式で描く。
ホウ・シャオシェン