1946年、インドのカルカッタ。カトリックの修道院内にある女子校で教鞭をとる修道女のマザー・テレサはある日、ダージリンへ向かう途中で“貧しい人々のために尽くしなさい”という神の声を聞く。自分の居場所は貧しい民の中にあると悟った彼女は、カルカッタに戻り修道院の外で活動を開始する。やがて、修道会に属しながらの活動に限界を感じた彼女は、新しい組織“神の愛の宣教者会”を設立し、親を失った子どもたち、貧しい人々、ハンセン病患者といった人々のために一層献身的に尽くすのだった。
ファブリツィオ・コスタ