北イタリア、トスカーナ地方。山荘の庭で文学者オノフが殺された。雷鳴と豪雨の中を逃げ続けた容疑者のオノフがついに逮捕され、警察署に連行される。電話も通じず、警官もろくに取り合ってくれないまま、部屋で延々と待たされるオノフ。やがて警察署長が尋問に現れる。署長との対話の中で、閉ざされていたオノフの記憶が徐々に甦っていく...。
ジュゼッペ・トルナトーレ