38歳の若さで大手商社の経営にあたる大杉航一郎(遠藤憲一)。事業の方は拡大の一途をたどり順風満帆であったが、私生活では最愛の娘、遥を亡くし心身ともに疲れ果てた状態にあった。ある日、街で娘に瓜二つの女性、マキ(金田美香)と出会う。彼女は希望もなく、すさんだ日々を送っている娼婦だった。歩んできた人生の違いに戸惑いながらも次第に惹かれあってゆくふたり。しかし、彼らの周辺では複数の人間がそれぞれの思惑から異なる“ある計画”を開始していた…。
赤地義洋