仕事も恋愛も何ひとつ上手くいかず、パッとしない人生を送ってきたステファン(ガエル・ガルシア・ベルナル)は、父の死をきっかけに、長年暮らしていたメキシコから母のいるパリに帰郷する。引越し作業中に、運搬屋の不注意でケガをしたステファンは、新たに自分の部屋の隣に引っ越してきた隣人・ステファニー(シャルロット・ゲンズブール)に手当してもらう。しかし引っ込み思案でシャイなため隣に住んでいることさえ言えない。やがてステファンは、クールで知的なステファニーを好きになるが、なかなか恋は上手くいかない。ステファンはせめて眠っている間だけでも彼女に会うため、理想的な夢ばかり見るようになる。しかし夢の中でのステファニーとの恋愛は完璧な形で展開していき、いつしかステファンは夢と現実の区別がつかなくなっていく…。夢と現実のあいだを行き交い、“睡眠中”に“恋愛”する驚きのロマンチック・ムービー。監督は『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー。
ミシェル・ゴンドリー
『TOKYO!<インテリア・デザイン>』の公開がまだ記憶に新しい“超個性派”監督のミシェル・ゴンドリーが、『カンフー・パンダ』や『テネイシャスD』、『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』への出演が相次ぐ“超個性派”スターのジャック・ブラックを主演に迎え、またまた新作を発表。それは、レトロ感とハンドメイド感あふれる人間ドラマ『僕らのミライへ逆回転』。どんなきっかけで生まれたのか、どんな想いを込めたのか、来日した監督に話を聞いた!
『エターナル・サンシャイン』、『恋愛睡眠のすすめ』の鬼才ミシェル・ゴンドリーがジャック・ブラック、モス・デフとのタッグで贈る最新作『僕らのミライへ逆回転』。10月1日(水)、タレントのはるな愛が出演する本作のTVスポットの撮影が行われた。
現実問題として、自分の隣にこんな男の子がいたら、さぞうっとうしいのではないかと思う。あまりにも内気すぎて自己紹介も満足にできず、したがって恋心を伝えることなど夢のまた夢。自分の不甲斐なさに嫌気がさし、意中の相手との関係が成就している夢の世界へと現実逃避してしまう…。う、うっとうしい。うっとうしすぎる。しかも、そこまでならまだ可愛らしい(?)ものの、逃避先の夢世界と現実を頭の中でごちゃまぜにしてしまい、「僕の恋心を知っているくせに、君って何ていけずなんだ!」と、振り向いてくれない相手にいちゃもんをつけ始める始末。お、恐ろしい。恐ろしすぎる。
仕事も恋愛も何ひとつ上手くいかず、パッとしない人生を送ってきたステファンは、父の死をきっかけに、長年暮らしていたメキシコから母のいるパリに帰郷する。引越し作業中にケガをした彼は、新たに自分の部屋の隣に越してきた女性・ステファニーに手当してもらうが、引っ込み思案な性格のため隣に住んでいることさえ言えない。やがてステファンは、ステファニーに想いを寄せるようになるが、なかなか恋は上手くいかない。ステファンはせめて眠っている間だけでも彼女に会うため、理想的な夢ばかり見るようになる。しかし夢の中での恋愛があまりに完璧すぎて、いつしかステファンは夢と現実の区別がつかなくなっていく…。
『ヒューマン・ネイチュア』、『エターナル・サンシャイン』のミシェル・ゴンドリー監督の最新作『恋愛睡眠のすすめ』。3月15日(木)から20日(火)まで開催されていたフランス映画祭での上映に伴い監督が来日し、16日(金)に記者会見が行われた。
今年で第15回という節目の年を迎えるフランス映画祭。2007年、日本で初めて上映される最新フランス映画16作品(内1作品はサプライズ作品)、さらにカトリーヌ・ドヌーヴを代表団長とした来日予定25人の監督・キャストが決定。カンヌを沸かせた話題作から、巨匠作品、アニメ、サスペンスまで多彩なラインナップが実現した。
映像の奇才・ミシェル・ゴンドリー監督待望の最新作『SCIENCE OF SLEEP』の邦題が『恋愛睡眠のすすめ』に決定した。