ドラマ/ サスペンス 『あるスキャンダルの覚え書き』作品情報
2007年6月2日 公開の映画作品あらすじ
ロンドン郊外の中学校で歴史を教える教師バーバラ・コヴェット(ジュディ・デンチ)は、新任の美術教師シーバ・ハート(ケイト・ブランシェット)に並々ならぬ親近感を感じ、なんとか親しくなろうとする。世間や同僚から疎んじられ、唯一心を許せるのは愛猫だけという初老のバーバラは、若く美しいシーバとの友情に崇高な意義を求めたのだ。しかし、シーバが15歳の教え子と不倫中であることを知ってしまう。秘密を握ったバーバラは、そのスキャンダルの全容を日記に綴り始める…。 イギリス、アメリカでベストセラーになったゾーイ・へラーの小説を映画化。
cocoレビューを見るスタッフ
- 監督
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リチャード・エアー
キャスト
- ジュディ・デンチバーバラ・コヴェット
- ケイト・ブランシェットシーバ・ハート
- ビル・ナイリチャード・ハート
- ジュノー・テンプルポリー・ハート
- アンドリュー・シンプソンスティーヴン・コナリー
- マイケル・マロニー校長
作品データ
- 2007年6月2日よりシャンテ シネほか全国にて公開
- 原題NOTES ON A SCANDAL
- 公開日 2007年6月2日
- 製作年2006
- 製作国イギリス
- 上映時間92分
- 映倫区分R-15
- 配給会社20世紀フォックス
- クレジット© 2006 TWENTIETH CENTURY FOX
- 公式サイト
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40年以上に渡るキャリアで初のキャラクターを演じたジュディ・デンチ
教え子とのセックス・スキャンダルを起こしてしまうシーバ、彼女に特別な感情を持ち、秘密を共有することで友情を得ようとするバーバラ。2人の女性教師を中心にして描かれるのは、孤独、嫉妬、妄想、エゴ──。英米それぞれのベストセラー・リストに載り、映画化権をめぐり激しい争奪戦が繰り広げられたゾーイ・ヘラーの原作小説を大胆に脚色して出来上がったこの『あるスキャンダルの覚え書き』物語には、そんな誰もが持つ感情が滑稽に、しかしショッキングに綴られているのだ。

アカデミー女優2人の歪んだ友情が…。『あるスキャンダルの覚え書き』初日決定
恋人や友人に恵まれず一人孤独に生きてきた、初老の中学教師・バーバラ。ある日、彼女が勤める学校に現れた、若くて美しい新任教師のシーバに目を留める。生い立ちも社会的階級も生活環境も全く異なるものの、心の奥底に抱える孤独感という共通の悩みが、2人の間に友情を芽生えさせた…と、バーバラは感じていた。ところが、シーバと15歳の教え子の不倫現場を目撃してしまった瞬間から、その友情はただならぬ歪みを帯びていく…。

最優秀脚色賞『ディパーテッド』受賞
アメリカで大ヒットしたコメディ『ボラット(原題)』、『イン・ザ・ベッドルーム』でも同賞にノミネートされたトッド・フィールドの『リトル・チルドレン (原題)』、『トゥモロー・ワールド』のティム・セクストン、『あるスキャンダルの覚え書き』といった激戦を制したのは香港映画『インファナル・アフェア』のハリウッドリメイクとなる『ディパーテッド』のウィリアム・モナハン。初ノミネートにして初受賞となった。