教育大に通う女子大生・香恵(沢尻エリカ)は、引越しの時に前の住人が忘れていった一冊のノートを見つける。しかし大学の授業とマンドリン部での部活動、万年筆店でのバイトと日常を過ごす内に、いつしか香恵はノートの存在を忘れていた。ある日、万年筆を買いに来た画家の石飛(伊勢谷友介)に恋をする。しかしそのことを相談しようにも、親友のハナ(サエコ)は海外留学に行ってしまって、連絡もままならない。さらにハナの恋人の鹿島(田中哲司)から告白されてしまう始末。もやもやした気持ちのまま、寂しさを紛らわすかのように、香恵は「ノート」を開いてしまう。ページをめくると、そこには生徒に囲まれた、憧れの伊吹先生(竹内結子)の写真が。そしてノートを読み進めるうちに、香恵はそこに綴られる伊吹の恋に刺激され、石飛への想いを募らせていく――。
行定勲
香恵は引越したばかりのアパートで、前の住人が忘れていった一冊のノートを見つける。ふとしたきっかけでノートを開き、そこに書かれた日記を読み進めるうち、香恵の想像の世界はどんどん広がっていく——。雫井脩介の同名恋愛小説を沢尻エリカ、伊勢谷友介、竹内結子という豪華キャストで映画化した『クローズド・ノート』。行定勲監督に作品、そして自身の映画作りについて話を聞いた。
携帯やメールが当たり前になった現代において、手書きの日記を付けている人はどれだけいるのだろうか。ブログも日記のようなものかもしれないが、本来の日記とはブログのオープンさとは逆──他人が入り込めない世界、自分だけの秘密を綴れる場所だったはずだ。映画『クローズド・ノート』は、そんな1冊の日記が引き合わせた2人の女と1人の男の切ないラブストーリー。