学校では友達もなく、両親にすら構ってもらえない不器用な少年・ティミー(クサン・レイ)。そんな彼の住む町の人々は誰もがゾンビをペットとして買っている。ティミーの家にも、周囲に遅ればせながら新しくゾンビ(ビリー・コノリー)がやってくる。いじめっ子から助けてもらったのをきっかけに、ファイドと名づけられたそのゾンビとティミーは固い友情で結ばれるが、そんなある日、ファイドが隣人のお婆さんを食べてしまった! 明るく鮮やかな映像でゾンビを描きながらも、社会や家族に対するブラックな風刺がふんだんに取り込まれた、新感覚の“ゾンビ・ファンタジー”映画。
アンドリュー・カリー