新しく文具卸会社にアルバイトとして入った護摩君(山中崇)。彼はそこで出会った事務の西山さん(神農幸)に一目ぼれをする。真っ赤なコートの似合う、独特な雰囲気を放つ彼女に想いを募らせる護摩君だったが、いまひとつ踏み切れなずにいた。そんなある日、西山さんが起こした些細なミスをきっかけに、問屋中が大乱闘に発展。護摩君は西山さんを連れて、想いを抱えたまま屋根の上へと逃げていく…。2005年のぴあフィルムフェスティバルで準グランプリを受賞した、岡太地による初の35mmフィルム短篇作品。
岡太地