60以上の民族が共に暮らす町、ローマ・ヴィットリオ広場。ここでピアノ・キーボードを弾きながら暮らすマリオは、いつかオーケストラを結成するという夢を持っていた。そしてもう一人、同じくここに住んでいるドキュメンタリー映画作家のアゴスティーノ・フェッレンテも、この地に残るイタリア最古の劇場・アポロ劇場を存続危機から救うことを夢見ていた。この2つの夢が“アポロ11協会”へと実を結び、やがてここの住人たちが劇場救済のために立ち上がるきっかけとなる。そして2002年、遂に劇場前の路上に集まった約20人のメンバーによるライブコンサートが幕を開ける――。同じ土地に暮らす、人種も民族も宗教も年齢も違う人々が一つの音楽を生み出すまでの5年間を追ったドキュメンタリー。
アゴスティーノ・フェッレンテ