中国内モンゴルの北西部。ダイナマイト事故で下半身が麻痺した夫・バータルと、幼き子供たちを抱える女性、トゥヤー(ユー・ナン)。愛する家族を支えるため、砂漠化の進む草原で、朝から晩まで畑仕事や羊の放牧など、過酷な労働に身を投じる。たくましく凛として働くトゥヤー。しかし、寝たきりで孤独と絶望に苛まれた夫を抱える生活と、日々の重労働は、次第に美しい彼女の体を蝕んでいく。そして、トゥヤーは生きていくため、愛のためにひとつの決断をする…。2007年ベルリン国際映画祭にて金熊賞に輝いた一作。
ワン・チュアンアン
中国内モンゴルの北西部に広がる草原。若く美しいトゥヤーは、夫・バタールと幼い2人の子供と暮らしている。バタールは井戸掘りの際に使ったダイナマイトの事故で下半身不随。遠くの水場まで日に少なくとも2〜3回も水を汲みに行くのも、暮らしのために羊を放牧しているのも、全てトゥヤーの仕事。だが、重労働がたたって、彼女自身も腰を痛め、もう生活を支えるような激しい仕事は無理だと医者に診断されてしまう。そして、彼女はある決断に迫られる。愛する家族を守るために。
トゥヤーは内モンゴルの荒野で夫と幼い息子と共に暮らしている。ダイナマイト事故で下半身が麻痺してしまった夫の代わりに、10キロ以上離れた井戸へ水を汲みに行くのも、畑を耕すのも、羊を放牧するのも彼女の仕事。そんな妻の苦労を見かねた夫のバータルは意を決して離婚を切り出すが、トゥヤーはバータルとも一緒に生活し養ってくれる人と再婚するという条件を出す…。