利潤の追求に専心するハンバーガー・チェーン“ミッキーズ”の本社幹部。劣悪な労働条件の下、下請けの精肉工場で酷使されるメキシコからの不法移民。そして店舗で、時給を稼ぐために勤務時間をやり過ごす学生アルバイトたち。交わることのなかった三者が“牛肉パテへの大腸菌混入”という事実の発覚によって交わり、食の安全性や格差社会、環境破壊などの社会問題が病巣が炙り出されていく――。エリック・シュローサーのベストセラー「ファーストフードが世界を食いつくす」を原作に、ファーストフード業界の実態を描いたドラマ。
リチャード・リンクレイター
エリック・シュローサー
『恋人までの距離(ディスタンス)』、『トレーニング デイ』、『ファーストフード・ネイション』などで高い演技力を見せる俳優、イーサン・ホーク。2001年の監督デビュー作、『チェルシーホテル』に続く、長編第2作目が『痛いほどきみが好きなのに』。本作では監督のみならず、原作、脚本、出演も果たしているイーサンに話を聞いた。
パトリシア・アークエットの姉で、自身も女優のロザンナ・アークエットが監督したドキュメンタリー映画『デブラ・ウィンガーを探して』の中に、こんなシーンが登場します。映画界で重要な立場にある妹・パトリシアについて、「妹は素晴らしいし、私は妹を愛している。けれど、彼女のことばかり聞かれるのはうんざり。私も女優よ」と複雑な思いを漏らすロザンナ。また、ロザンナの女優仲間は「だって、あのパトリシア・アークエットですものね!」と言い、パトリシアのキャリアが羨望の対象であることを匂わせます。