ヒョウ柄のストッキングを頭に被り、看板広告に真っ赤なペイントを施すパリのゼウス。“都会の山岳部隊”と名乗り、ビルの頂上にタグを残し続けるサンパウロのピグメウス。廃材を使用し、あらゆる場所に無断で住居を建設することで消費社会へ対する強烈なメッセージを発信する、デンマークのアダムス&イッツォ…など、世界各地でそんなエッジなストリート・アーティストが活動している。彼らは危険を冒しながらも、ストリートで活動する意味とは? そこに見出す価値とは何なのか――?
アンドレアス・ジョンセン