1987年、家族と恋人のいる故郷を離れ、中国東北地方から北京の大学に入学する美しい娘ユー・ホン。そこで彼女は運命の恋人チョウ・ウェイに出会う。学生たちの間には自由と民主化を求める声が高まり、キャンパス内では新たな息吹を感じさせる。そんな恋に落ちた2人は狂おしく愛し合い、そして激しくぶつかり合う。しかし1989年6月4日天安門事件を境に、2人は離ればなれになってしまう。チョウ・ウェイはベルリンへ脱出、ユー・ホンは国内各地を転々としながら仕事や恋人を変え生活している。数年後、心の中ではお互いを忘れることができない2人が再会を果たすが・・・
ロウ・イエ
CS放送「衛星劇場」では「中国映画特集~今を生きる不都合な庶民のリアル~」と題して、『シスター 夏のわかれ道』『天安門、恋人たち』ほか中国の現代映画やドキュメンタリー4作品を12月に特集放送する。
下北沢の映画館「シモキタ エキマエ シネマK2」と映画配給、書籍の出版などを手掛けるA PEOPLE(エーピープル)のコラボレーションにて、アジア映画11作品の特集上映「アジアシネマ的感性」が開催される。
『サタデー・フィクション』をはじめ、世に名作を残し続ける中国のロウ・イエ監督『天安門、恋人たち』(2006)が35mmプリントのデジタル化により公開。