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【特集】世界と人を照らす、“新時代のエンタメ”ショートフィルムを堪能「SSFF & ASIA 2024」開幕

「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2024」(「SSFF & ASIA 2024」)ラインアップの中から、世界の“いま”や人との繋がりをテーマにした編集部注目の作品、および部門をピックアップして紹介

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【特集】世界と人を照らす、“新時代のエンタメ”ショートフィルムを堪能「SSFF & ASIA 2024」開幕
【特集】世界と人を照らす、“新時代のエンタメ”ショートフィルムを堪能「SSFF & ASIA 2024」開幕
  • 【特集】世界と人を照らす、“新時代のエンタメ”ショートフィルムを堪能「SSFF & ASIA 2024」開幕
  • インターナショナルプログラム 特別上映『自慢の息子』
  • インターナショナルプログラム 特別上映『マスコット』
  • インターナショナルプログラム 特別上映『自慢の息子』
  • ノンフィクションプログラム『エフェ』
  • インターナショナルプログラム 特別上映『家から逃れて』
  • インターナショナルプログラム 特別上映『自慢の息子』
  • インターナショナルプログラム 特別上映『自慢の息子』

米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2024」(「SSFF & ASIA 2024」)が、6月4日(火)のオープニングセレモニーを皮切りに開催される。

ショート動画やショートドラマが流行を生み出し、時代を映し出すいま、今回は「Illuminate Your Life ~いのち 照らせ セカイ 照らせ」のテーマのもと選びぬかれたショートフィルム約270作品が、東京の複数会場では6月17日(月)のアワードセレモニーまでの期間、オンライン会場は6月30日(日)までの期間に鑑賞・視聴できる。

そのラインアップの中から、世界や人との繋がりをテーマにした編集部注目の作品、および部門をピックアップして紹介する。

各プログラムから注目作品をピックアップ

〈6月1日~オンライン会場で配信、6月6日~都内会場にて上映〉


SSFF&ASIA 2024公式サイト
上映・配信プログラム一覧


■インターナショナルプログラム

ライブアクション部門の中でも、アジア、日本を除く世界中の作品を上映するプログラム。アジアを除く世界各国94の国と地域から応募された2104作品より選出された33作品をラインアップ。


ベン・ウィショー熱演『自慢の息子』Good Boy


※特別上映作品【日本初公開】
監督:トム・スチュアート/イギリス/16:01/ドラマ/2023

第96回アカデミー賞短編実写映画賞のショートリスト入りを果たしたロードムービーが日本初公開。銀行強盗を企んでいた主人公のダニエル(ベン・ウィショー)は、何かと強引な母とかかりつけ医の登場でその計画が失敗に終わる。母と死んだ鳩、さらなる人物の登場で彼の1日はますます混乱していく。

ダニエルが次々に出会う人々が意味することに気づいたとき、どうしようもないほど温かく愛おしい感情に背中を押される。俳優トム・スチュアートの監督デビュー作で、エグゼクティブ・プロデューサーにはエマ・トンプソン、ジア・コッポラも名を連ねる。


迫害の歴史を打ち破る家族愛『パレスチナ諸島』Palestine Islands


※「戦争と生きるプログラム supported by 赤十字」でも上映
監督:Nour Ben Salem & Julien Menanteau/23:00/フランス/ドラマ/2023

12歳のマハはバラタキャンプ出身のパレスチナ難民。弱っていく盲目の祖父の姿を見ながら、彼女はある突拍子もない計画を思いつく。

彼らを孤立させ分断をもたらしてきた壁がついに取り払われ、かつて追放された故郷に帰れることになったーーと、おじいちゃんに信じさせるため奔走するマハ。それはまるで1989年のベルリンを描いた『グッバイ、レーニン!』のように、愛に満ちた作戦だ。


女性労働者の搾取描く『スウェットショップ・ガール』Sweatshop Girl


監督:Selma Cervantes/16:41/メキシコ/ドラマ/2023

妊娠検査が定期的に行われる縫製工場で、針子として働いているイネス。妊娠した彼女は、仕事を確実に失うことになると考え、妊娠を隠し通すためあらゆる手を尽くす。コロナ禍、ひたすらマスクを縫い続けるイネスは低賃金の労働者であり、女性であるがゆえに搾取される。

主演は、アカデミー賞3冠を獲得したアルフォンソ・キュアロン監督の『ROMA/ローマ』で、映画初出演にして同主演女優賞にもノミネートされたヤリッツァ・アパリシオ。Selma Cervantes監督にとって2作目となる本作は、サンダンス映画祭2023でプレミア上映された。


■ノンフィクションプログラム

2018年、映画祭20周年を記念し、国内外のノンフィクションショートフィルムを専門に集めた「ノンフィクション部門 」を設立。世界各国55の国と地域から応募された313作品より選出された15作品をラインアップ。


映像ジャーナリスト・伊藤詩織が監督『エフェ』EFE


監督:伊藤詩織/日本/10:23/ドキュメンタリー/2023

2023年2月6日に発生したトルコシリア大地震。被災した14歳のエフェにとって、死はとても近い存在になった。そしてある日、エフェは自らカメラを手にとり撮影を始める。

彼の目線から映し出される、日常が一変してしまった震災後の世界。少しずつ見えてくる、その“傷あと”。青い空の下、がれきだらけの中を駆けるエフェくんの力強くも切ない笑顔を、映像ジャーナリストである伊藤詩織監督が克明に残す。


■アニメーションプログラム

2011年にスタートしたCGアニメーションプログラムがCG、ストップモーション、手描きなどあらゆるジャンルのアニメーションプログラムへと進化。世界各国57の国と地域から応募された464作品より選出された23作品をラインアップ。


容量不足で記憶が消滅…『クラウド上の記憶』Dark Cloud Memories


監督:Jung Seung-hee/11:55/韓国/アニメーション、SF/2024

セントラル・クラウドに保存された記憶だけが認識されるようになった未来の世界。脳の手術を受け完璧な記憶を得た若い女性は、記憶を頼りにある人を探そうとするが、記憶容量の不足により、それまでの記憶や夢を失っていく。

記憶容量の増加や記憶の保存・ダウンロード…何をするにも対価(クレジット)が必要で、クラウド上であっても常に追われ続ける主人公を、韓国女性アニメーション監督がフランスのSF大家ルネ・ラルーを想起させる画風で描き出す。


アジア インターナショナル&ジャパンプログラム

ライブアクション部門の中でも、アジア地域と日本国内の作品を上映するプログラム。

日本を除いたアジア諸国36の国と地域から集まった722作品の中から選ばれた25作品と、日本国内241の応募作品から選ばれた21作品をラインアップ。特別上映作品として元ワンダーガールズのへリム主演『私の中の香港』、第27回タイ・アカデミー賞史上最多12部門受賞『バッドジーニアス 危険な天才たち』のナタウット・プーンピリヤ監督作『姉妹』他7作品を上映。


香港の夜を舞台にした物語『姉妹』Zi Mui


※特別上映作品
監督:ナタウット・プーンピリヤ/22:43/タイ/ドラマ/2023

香港の夜。危篤になった父親のため姉妹のエイプリルとメイは、父親の昔の恋人を探す旅に来ていた。性格が正反対の2人だが、その女性を見つけるためバーをいくつも訪ねて回る。やがて生真面目な姉は、自由奔放な妹と言い争いになり、2人は別行動に。そんな姉妹の痛みが、思いがけない結末で癒されていく。

ナタウット・プーンピリヤ監督

エリート学生の危険なカンニングを描き、第27回タイ・アカデミー賞史上最多12部門受賞、日本でもスマッシュヒットした『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』ナタウット・プーンピリヤ監督作品。


元「Wonder Girls」へリム&「2PM」チャンソン主演『私の中の香港』Hong Kong,Within Me


※特別上映作品
監督:カン・ユンソン/15:35/韓国/ロマンス/2023

映画『犯罪都市』や「カジノ」のカン・ユンソン監督が挑む新たな境地は、“ファンタジー”。終わりのない夢の中に閉じ込められたへリムは、旧友チャンソンに会い、初めての場所に行き、楽しい思い出を作るという1日を何度も繰り返す。どうすれば現実の世界に戻れるのか? それとも本当は永遠に夢の中にいたいのか? 

K-POPブームの先駆け的存在「Wander Girls」出身のヘリムと「2PM」チャンソンという実際の旧友同士が共演、息の合った演技を見せる。


仲里依紗×ロバート秋山の異色タッグ『撮影/鏑木真一』KABURAGI


監督:仲里依紗/24:20/日本/ホラー/2024

特ダネを連発した過去をもつ週刊誌のカメラマン・鏑木(秋山竜次)は、あるときスキャンダルを暴露した女優を死に追いこんでしまう。以来スランプに陥った鏑木は、上司(杉本哲太)や同僚(寛一郎)に再起を誓うが、ある日、追いかけていたアイドルに関する発信元不明のメッセージを受け取る…。

監督初挑戦の仲里依紗が、大河ドラマや「クリエイターズ・ファイル」でも役になりきる秋山さんから、あえてほぼセリフなし、表情と息づかいだけで見せる怪演を引き出したJホラー。


■韓国ショートフィルム特集

韓国版『花より男子』のク・ヘソン監督作品『スタジオ ク・ヘソン』や元U-KISSのケビン・ウー主演『ソウル・スイッチ』など注目の韓国ショートフィルム特集。


ケヴィン・ウーが一人二役『ソウル・スイッチ』Seoul Switch


日本初公開
監督:Liann Kaye/アメリカ/12:43/コメディ/2023

自分に自信がない韓国系アメリカ人のDJが、自分にそっくりなK-POPアイドルと出会う。出歩くだけでSNSが大騒ぎ、世界を席巻するK-POPアイドルが抱える苦悩や裏事情をユニークに描きつつ、昨今話題にのぼるアジア系蔑視への指摘も。

2008年デビューの「U-KISS」出身で、ソロアーティスト・俳優として活躍するケヴィン・ウーが英語の話し方まで変えて一人二役で熱演。監督のLiann KayeはNew York Short Film Festivalで「最優秀コメディ賞」の受賞経験あり。


SSFF&ASIA 2024公式サイト
上映・配信プログラム一覧

そのほかの注目プログラム


★講談社シネマクリエイターズラボから5作品上映


2022年に世界公募した、映像クリエイター支援プロジェクト「講談社シネマクリエイターズラボ」の1期生5名が監督を務めた短編映画が完成。

『SAGE/賢人』

イギリス人監督Max Blustinの『SAGE/賢人』は早々にドイツ、イギリスの国際映画祭にノミネートされたほか、日系3世ブラジル人監督がカンボジアで撮影した『A Dream For My Daughter/父と娘が見た夢』、『桐島、部活やめるってよ』の脚本家・喜安浩平の挑戦作『私を描いて/Draw me.』

ルッキズムへの問題提起と「かわいい」への共感を現役大学生が描いた『美食家あさちゃん/what YOU eat』、生きづらさに焦点を当てた第1期唯一のアニメーション作品『Warmth in a Puddle』(特別賞)の5作品が上映。


★「ホッピー」との特別製作ショートフィルム


「SSFF & ASIA」とホッピービバレッジがタッグ、日本人監督作品の中から、もっともハッピーな作品を選定し表彰する「HOPPY HAPPY AWARD」が2021年よりスタート。受賞監督には賞金50万円のほか、副賞としてホッピーと「SSFF & ASIA」が製作するショートフィルムを監督する権利が授与される。

今回は、第3回HOPPY HAPPY AWARD受賞監督・上條大輔による特別製作作品『相対性長屋論』がジャパンプログラムにて特別上映。オンラインのショートフィルム専門映画館「HOPPY HAPPY THEATER」にて配信される。

大学でも有名なお人好しの梨花(池田朱那)と、合理的で無駄なことが嫌いな響(永田凜)。ある日、両親と自身が特別養子縁組の関係性だったと知った梨花は、響と個性豊かな人々が暮らす長屋郡へと向かう。


★上映&トークイベント「MILBON BEAUTY PROGRAM」


今年の応募作品の中から、“美しさ”をコンセプトに選んだショートフィルム3作品を上映。ドキュメンタリー『ナイジェリアのバレエダンサー』、アルツハイマーの母と息子を描く『パリ1970年』、パレスチナ難民の少女を主人公にした『パレスチナ諸島』(上記)がピックアップされた。

『ナイジェリアのバレエダンサー』

「SSFF & ASIA」代表・別所哲也とファッション誌やラジオ、文筆活動など幅広い分野で活躍する市川紗椰を迎え、作品の感想や、2人が考える「美しさを通じた心の豊かさ」についてトークを繰り広げる。

なお、6月17日(月)のアワードセレモニーでは、ライブアクション部門(インターナショナル、アジア インターナショナル、ジャパンの3カテゴリー)、およびノンフィクション部門、アニメーション部門の中からグランプリ「ジョージ・ルーカス アワード」が決定。グランプリと各部門の優秀賞受賞作品が翌年のアカデミー賞短編部門へと推薦される。


SSFF&ASIA 2024公式サイト

「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2024」

開催概要

■開催期間:6月4日(火)オープニングセレモニー ~6月17日(月)アワードセレモニー
オンライン会場は開催中~6月30日(日)まで

■上映会場:表参道ヒルズ スペースオー、ユーロライブ、赤坂インターシティコンファレンス、 二子玉川ライズ スタジオ & ホール、ミカン下北、オンライン会場にて予定
※開催期間は各会場によって異なります。

【オープニングセレモニー】
■日時:6月4日(火)15:30~ ■会場:LINE CUBE SHIBUYA
■登壇者/ゲスト: 千葉雄大、福士蒼汰、森崎ウィン、 フェスティバルアンバサダー LiLiCo、SSFF & ASIA代表 別所哲也
※ SSFF & ASIAのYouTubeチャンネルからもLive配信を予定(一部コンテンツは会場のみ)

チケット:
1プログラム券
<前売り> 一般 1,500円 学生/シニア(60歳以上)/障がい者割引 1,200円 小学生未満 無料
<当日> 一般 1,800円 学生/シニア(60歳以上)/障がい者割引 1,500円 小学生未満 無料

一日券
<前売り>一般 3,500円 学生/シニア(60歳以上)/障がい者割引 2,800円 小学生未満 無料
<当日> 一般 3,800円 学生/シニア(60歳以上)/障がい者割引 3,000円 小学生未満 無料

パスポート(期間中、対象の劇場のプログラムを楽しめる スペシャルパスポート)
<上映会パスポート>  ※ミカン下北、BRANDED SHORTS以外の東京会場が対象
一般 7,000円 学生/シニア(60歳以上)/障がい者割引 5,500円

●その他 ミカン下北
<前売り>1,000円 <当日>1,200円

●オンライン会場
4月25日~5月24日 日本国内1,000円、国外5USD
6月1日~6月30日 日本国内2,500円、国外15USD

〈提供:ショートショート実行委員会〉

《シネマカフェ編集部》

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