ひょんなことから “一日警察署長”となった売れないグラビアアイドル、アヤメ(成海璃子)は思い続けていた元カレ・春樹(永山絢斗)と再会する。戸惑いを隠せないアヤメは、心のどこかで春樹を忘れられないでいた。突然の再会に、心が揺れまくるアヤメ。だが、春樹にはアヤメだけが知る恐ろしい秘密があった…。一方、春樹の恋人の隣の部屋では、怪しい3人組(大倉孝二、奥菜恵、山崎一)がコンビニ強盗の計画を練っていた。そして、事態は意外な方向へと突き進んでいく。果たして、“一日警察署長”となったアヤメは、事件を解決することが出来るのか――!? 成海璃子がコメディに初挑戦!
cocoレビューを見るケラリーノ・サンドロヴィッチ
成海璃子のコメディ初主演として注目を浴びている『罪とか罰とか』。ひょんなことから一日署長を務めることになった売れないグラビアアイドルに降りかかる、ビミョーな難題と一日署長の枠を超えて奮闘する彼女の姿を描いた本作が2月28日(土)に公開を迎えた。初日の舞台挨拶には主演の成海さんを始め、犬山イヌコ、山崎一、奥菜恵、安藤サクラ、そして監督のケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下、KERA)が登壇した。
人気劇団「ナイロン100」を率い、その独特のユーモアとギャグセンスで多くの観客を魅了するケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下、KERA)。『1980』、『グミ・チョコレート・パイン』 など映画監督としてもその実力を遺憾なく発揮してきた彼が、最新作『罪とか罰とか』で主演に選んだのは、抜群の演技力でドラマに映画にと引っ張りだこの若手実力派・成海璃子。しかもその役柄が、ひょんなことから一日警察署長をやるハメになった、崖っぷちのグラビアアイドルというのだから見逃せない! 先日公開を迎えた本作について成海さんが語ってくれた。
演劇好きの方にはおなじみの、鬼才として知られる演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチが、成海璃子主演で3作目の映画を監督しました。聞いただけでも脱力しそうなそのタイトルは、『罪とか罰とか』。ロシア文学界の巨匠ドストエフスキーの不朽の名作をおちょくっているのかと思えば、まるで意識すらしていないようなこの作品。ケラ殿自慢のブラックユーモアや微妙なユルネタ、“なんでこんなところにこの人が”的な怖いもの知らずのキャスティング、ふざけているようでいて巧妙に入り組んだ構成、奇想天外なのになぜかしっかり落ち着くエンディングなど、見どころはいっぱい。でも私は、今回ここに注目しました。ずばり、コスチューム・プレイです。
奇想天外なストーリーで観る者を魅了する演劇界の異才、ケラリーノ・サンドロヴィッチが若手実力派女優、成海璃子を主演に起用して送り出す新作コメディ『罪とか罰とか』。成海さん扮する崖っぷちアイドルが巻き込まれる事件を笑いたっぷりに描いた本作が、いよいよ2月28日(土)より公開される。これに先立ち、本作と邦画初となる、ミニブログ「Twitter」とのコラボレーションを実現した。