昭和50年。札幌で開催されたフォーク音楽祭に、一人遅れてパトカーで到着した若者がいた。ニッカポッカにサングラス、ギター1本という奇抜な出で立ちで登場したこの男こそ、当時19歳の松山千春。彼が自身の曲「旅立ち」を歌うと、野次を飛ばしていた観客たちはたちまち圧倒され聞き惚れる。そして、審査員として千春の歌を聴いたラジオディレクターの竹田健二は、彼の才能にいち早く気づいていた。これが2人の運命の出会いだった――。歌手・松山千春が、23歳時に書き下ろした自伝を基に、家族への想い、音楽への目覚め、そして恩師・竹田氏との出会いと別れを描く。
今井和久
30年以上にわたって活躍する歌手の松山千春が、人気絶頂にあった23歳の頃に綴った自伝「足寄より」(扶桑社刊)をベースに映像化した『旅立ち 〜足寄より〜』。すでに松山さんの地元の北海道では全国に先駆けて上映され、大きな反響を呼んでいる本作だが、1月24日(土)の全国公開を前に1月15日(木)、都内でプレミアム完成披露が行われた。上映前の舞台挨拶に、主演の大東俊介をはじめ萩原聖人、泉谷しげる、石黒賢、奥貫薫、伴杏里、ペ・ジョンミョン、林剛史、今井和久監督、そして松山さんも登壇した。
2006年にデビュー30周年を迎えた、日本を代表するシンガーソングライター、松山千春。彼が23歳のときに、自ら書き下ろした自伝「足寄より」をベースにした『旅立ち〜足寄より〜』が「日本映画・ある視点」部門に選ばれ、10月20日(月)に上映された。今井和久監督、主演の大東俊介、石黒賢が上映前に舞台挨拶に登壇し、作品についてそれぞれの熱い思いを語った。