深夜にひっそりと行われる“ひとりかくれんぼ” 。そのルールに従っていくと、様々な怪奇現象が起こると言われ、そのうわさはみるみる拡大していった。深夜の掲示板には毎夜多くの参加者が集っていた。そして、涼子(川村ゆきえ)の担任するクラスの生徒・りつ子(河北麻友子)もまた、両親が離婚した孤独からこの危険な遊びにハマっていく。ある日、人を呪い殺せるルールがあるといううわさを聞いたりつ子は、父親を殺したいと話す同級生の相川(碓井将大)に一緒にゲームをやろうと持ちかける。だが、異様な雰囲気を感じた相川はりつ子の制止も聞かずに途中で帰ってしまう…。翌日、学校に行くと、りつ子は謎の失踪を遂げていた。彼女の失踪と“ひとりかくれんぼ”の関連について探っていくうちに、同僚の里美(生井亜実)までもが犠牲になってしまう。そして、その恐怖は涼子の元へもやって来る――。川村ゆきえの映画初主演作。
山田雅史