歌手として再起することを夢見るエミリー(マギー・チャン)は、ある日突然、ロックスターとして名を馳せてきた夫のリーをドラッグの過剰摂取で亡くしてしまう。一部の人間は事故を防げなかったエミリーを責め、彼らの間に生まれた幼い息子も、いまはバンクーバーに住む義父の元に預けられていた。愛する人を失い、息子とも離ればなれになってしまったエミリー。捨てきれない夢、引き裂かれたプライド、リーの残像…。様々な想いが交錯する中、それでも彼女はもう一度息子のために人生をやり直すことを誓う。カンヌ国際映画祭主演女優賞を勝ち取ったマギー・チャンと、オリヴィエ・アサヤス監督が真っ向から「再生」を描き、世界中から絶賛を受けた感動作。
オリヴィエ・アサヤス