優しい両親のもと、森の一軒家で育てられた幼い姉妹、みゆきとかおり。ある真夜中、ふたりは、両親が上映していた16ミリフィルムの中に出現した不思議な白い光を目撃してしまう。その17年後、白い光を浴びた影響で死への誘惑に取り憑かれてしまった姉、みゆきは、ついに自らの命を絶つことを決意する。そんな姉の行方を追って上京してきたかおりは、脳の人体実験を繰り返す母親、悦子と再会。そんな美しき姉妹と狂気の母親を待ち受けていたのは、彼女たちが生きる現実そのものを揺るがす異常な惨劇だった…。
高橋洋