万年脇役俳優のヒロシ(益岡徹)は、職場でも私生活でも脇役キャラ。そんな彼にある日突然ツキが回ってきた! 女優の卵・アヤ(永作博美)との恋、映画出演のチャンス…。スポットライトの当たらない人生も、違う角度から見れば喜びに満ちあふれている。自分を見失ってしまいがちな全ての人に贈る、ロマンスあり笑いありの人生讃歌。
緒方篤
映画『脇役物語』のオープニングのシーンで、アクション・オン・フィルム国際映画祭(Action On Film International Film Festival)にて最優秀オープニング賞を受賞したシーンの映像がシネマカフェに到着した。
脇役とは何か——? いや、そもそも“脇”などという言葉で人を分類するのは、非常に失礼なこととも言える。10月23日(土)より公開となる映画『脇役物語』の主人公は、いつも脇役ばかりを振られる、ちょっぴりうだつの上がらない中年俳優。そんな彼に新進女優との恋に映画主演のチャンスが舞い降りてくるのだが…。この主人公にして脇役俳優のヒロシを演じるのは、まさに“名脇役”との言葉で称賛を贈られる名優・益岡徹。そしてヒロインのアヤ役には主演、助演を問わず幅広い活躍を見せる永作博美。映画の公開を前に2人に話を聞いた。