現代のアメリカのある都市。若手脚本家、ヴィンセント・ナイトは5年前に華々しくデビューを飾ったものの、その後長いスランプ状態に苦しんでいた。新作のプレッシャーを受け続けるヴィンセントは日々ストレスが溜まっていき、同棲中の彼女に辛く当たってしまうことも多くなっていたが、彼女はそんな彼をどんなときも献身的に支えていた。ヴィンセントは、いまの状況を打開しようと彼女との実体験を基に脚本を書き始めるが、またも行き詰まってしまう。そんなとき、映画会社から最後の通告を受け――。
中島央