人口20名弱に対して牛の数500頭という、異彩を放つ香川県、瀬戸内海の島「小豊島」。そこに暮らし牛にすべてをかける男・吾郎は、家庭をかえりみず、娘にメス牛と同じ“ハナコ”という名前をつける始末。娘の花子(倉科カナ)は父親に反発し上京して美大へ通うことに。そんな折、吾郎は肉牛大会で2部門大賞受賞という悲願を達成した。しかし、その最高の種牛の精子を盗むため、韓国マフィアがある家族を香川に送り込んできた。
松本卓也