リストラと離婚が同時にやってきて、マンションまで売り払ったカメラマン・佐々木は、南の島で気分転換をと思い立ち、西表島まで来た。島に着いた日に4人組のキャンプ生活者に出会い、最初は警戒するものの先生、マンボさん、ギタさん、ヨシオと名乗る彼らは佐々木を歓迎し愚痴まで聞いてくれる。盛大に酔い潰れた翌日、佐々木の全財産と全荷物と共に4人組の姿は消えていた。そんなとき、都会風の世間知らずな若者オッコチが現れる。そして、関西弁のアパとキミが加わり4人の奇妙な海浜生活がスタートし、次第に結束は固まっていく。ある日、全財産と全荷物を取った犯人4人組の噂を聞き、リベンジを決意する。起死回生の賭け、佐々木の“ぱいかじ南海作戦”の始まりだった――。
細川徹
サマーシーズンと言えば、海にプール、そして解放感に満ちたバケーション! どれも魅力的だけれど、楽しいことはいつだって危険と隣り合わせ。ブログ上で語られるキーワードを参考に、映画の“いま”を分析する「ブログ話題度ランキング」ではいま、夏にぴったり(?)の“危険なバカンス”ムービーが高い注目を集めている。
“現代版ロビンソン・クルーソー”と評された椎名誠の小説を映画化した『ぱいかじ南海作戦』が7月14日(土)に初日を迎え、都内劇場にて行われた舞台挨拶に主演の阿部サダヲを始め、永山絢斗、貫地谷しほり、佐々木希、細川徹監督が登壇し、爆笑トークを繰り広げた。
髪をバッサリと切ったり衣裳を大きく変えることで作品ごとにガラリと印象を変えてしまう俳優は数多くいるが、貫地谷しほりはそうしたタイプとはひと味違う。過去の出演作を見れば分かるが、多少の髪型の変化くらいはあっても大きく見た目が変化することはなく、パッと見でどの作品なのかが分からないくらいだ。その実、演じている役柄は強気の姉御肌からおっとりした美人、ちょっぴり抜けたヒロインまで多種多様。外見ではなくオーラによって存在感を醸し出す何とも不思議なタイプの女優である。そんな彼女の最新作『ぱいかじ南海作戦』で演じているのは“はっちゃけた”という表現がふさわしいハイテンションの関西弁ガール。都会の喧騒を離れての南の島での撮影のことから、女優として進むべき道まで率直な思いを語ってもらった。
椎名誠の同名小説を映画化した『ぱいかじ南海作戦』の完成披露試写会が6月21日(木)、都内で開催され、主演の阿部サダヲを始め永山絢斗、貫地谷しほり、佐々木希に細川徹監督が舞台挨拶に登壇した。
2004年に刊行され“現代版ロビンソン・クルーソー”と評された椎名誠の小説「ぱいかじ南海作戦」が、このほど主演に阿部サダヲ、さらに永山絢斗、貫地谷しほり、佐々木希ら若手人気キャスト陣を迎えて映画化することが決定した。