2011年夏、震災の傷跡が残る気仙沼市唐桑町にある一軒家。震災を機に、ダンサーの長女・高子がニューヨークから実家へ帰ってくる。15年ぶりのわが家で彼女は、同じく故郷を離れ、東京で主婦をしている次女・伸子と再会。どこかぎこちなく、噛み合わない2人の会話。そんな中、姉たちに取り残され、ひとりで家を守り続けてきた三女の里美が現れ…。
小林政広