ある日、会社から営業の命を受け、たどり着いた先は、超ひなびた温泉宿だった。不満をあらわにしながら、完全に手抜きのステージで流そうとする2人だが、舞台が終わろうとしたその瞬間、突然侵入してきた凶悪犯に2人は射殺されてしまう。意識が戻り、一命を取り留めたと思ったジャルジャル・福徳の目に飛びこんできたのは、昨日とまったく同じ世界だった。奇妙な世界から逃れられず、翻弄される福徳は、ある結論にたどり着く…。
濱谷晃一