魔戒法師の里・閑岱では、邪美と烈花が2人で放つ新しい技の鍛錬をしていた。烈花が閑岱を後にしたある日、邪美の元に元老院から派遣されたという女魔戒法師・阿妓が現れる。彼女は、ある使命を帯びている隠密であり、邪美に力を貸して欲しいと乞う。一方、管轄へと戻る途中、烈花が英霊たちへの鎮魂歌を奏でていると、笛の音に誘われて女魔戒法師・麻妓がやってくる。彼女は「自分も笛を持っている」と自慢げに美しく輝く笛を見せる。その笛の名は桃幻の笛。嘗て偉大なる魔戒法師が作り上げたとされる伝説の笛であった。共に行動しはじめた二組の魔戒法師。彼女たちを見つめる妖しい瞳の正体とは…。
cocoレビューを見る大橋明
雨宮慶太