昭和21年1月14日。太平洋戦争の終結からわずか5か月後。佐渡島の小さな村に、イギリス軍の要人機・ダコタが不時着した。はじめは、驚き、戸惑う、村民たちであったが、やがてイギリス兵との間に国境を越えた友情と絆を育み、ダコタをふたたび大空へと飛び立たせていく――。
油谷誠至