両親を中学生で亡くし施設で育った松浦七海はアマチュアバンドのマネージャーをしている。一方、サッカー場のグリーンキーパーを定年まで約40年間地道に勤め上げた田辺良典は迎えた定年退職の日、家に帰ると愛する妻が突然病気で亡くなっていた。妻と仕事を同時に失い、横浜の古い一軒家にたったひとり取り残されてしまったが、そんな2人がひょんなことから知り合い、七海が田辺の家に転がり込んで一緒に住み始める。七海は部屋が余っている事を良いことに田辺の相談もなく、5歳の息子を持つシングルマザーの葵、不動産会社に勤め人生初の挫折で落ち込んでいる麻子、大阪生まれの無職の女の子実咲を連れてきて、おじさん一人+女性4人+子ども一人の奇妙な“シェアハウス”生活が始まる――。
喜多一郎