ロボットの平和利用によって日本国民に幸せをもたらそうという「ARKプロジェクト」が進行していた。しかし、その過程で、ロボットに“心”=「良心回路」を持たせようとした主任研究員の光明寺博士と、それを否定する立場のギルバート・神崎が激しく対立する。そんな中、光明寺博士は非業の事故死を遂げる。彼が息子・マサルの体に残した研究データを狙って、謎の特殊部隊が動き出す。狙われるマサルと、その姉・ミツコ(佐津川愛美)を守ったのは、光明寺が造ったアンドロイド・ジロー(入江甚儀)。やがてミツコとジローは人間とアンドロイドの壁を越え、静かに“心”を通わせていくが、そこにジロー(=キカイダー)を破壊しようとする暗黒の戦士・ハカイダーが現れる――!
下山天