ムンバイ、お昼時。ダッバーワーラー(弁当配達人)がオフィス街で慌ただしく複数の弁当箱を配って歩く。その中の、主婦イラが夫の愛情を取り戻すために腕をふるった4段重ねのお弁当が、なぜか早期退職を控えた男やもめのサージャンの基に届けられた。神様の悪戯か、天の啓示か。偶然の誤配送がめぐり逢わせた女と男。イラは空っぽの弁当箱に歓び、サージャンは手料理の味に驚きを覚える。だが夫の反応はいつもと同じ。不審に思ったイラは翌日のお弁当に手紙を忍ばせる…。
リテーシュ・バトラ
WOWOWオンデマンドでは、“ミニシアター映画10作品”を期間限定で無料配信することを決定した。
「料理」がメインにくる作品を、私は「おいしい映画」と呼んでいます。「おいしい映画」には、世界の食事情や、そこに住む人々の暮らしが如実に現れて…