ニューヨークでメッセンジャーをしているカム(テイラー・ロートナー)は、配達の途中で謎の美女・ニキ(マリー・アヴゲロプロス)と接触事故を起こしてしまう。翌日、公園でニキを発見し、導かれるままに後を追い掛けていくが、そこで彼女と仲間達がやっている“パルクール”というスポーツに魅了される。そして、どんどん腕を磨いていき、グループの中心人物・ミラー(アダム・レイナー)やニキの兄・ディラン(ラフィ・ガヴロン)にも実力を認められ、彼らがやっているプロの運び屋の仲間入りをすることに。やがて、ニキとも恋に落ちるが、彼女はミラーの恋人であることが分かり、2人で街を出ようと決心する。しかし、ミラーの企む悪事の片棒を担がされ、逆に組織から抜け出せなくなってしまう。そんな中、最後の仕事として舞い込んだのが、ロシアの大物の隠れ家への強盗計画だった――。
ダニエル・ベンメイヤー