舞台は湘南。高校生たちの友情、葛藤、そして夢。届けたい“声(想い)”――。海辺の町、日ノ坂町に暮らす行合なぎさは将来の夢が見つからず少し焦っている16才の少女。「言葉にはタマシイが宿っているんだよ、コトダマって言ってね――」小さいころ祖母から聞いたコトダマの話をなぎさは信じていた。ある日、古びたミニFMステーションに迷い込んだなぎさはDJの真似事をする。「本気のコトバは、本気の願いは、いつか現実になるんです!」すると、偶然にも放送されたコトバは 思いがけない人に届いていた――。
cocoレビューを見る伊藤尚往