万国博覧会が催された1970(昭和45)年。高度経済成長に浮かれる時代の片隅。関西の地方都市の一角で、ちいさな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む亭主・龍吉と妻・英順は、静花、梨花、美花の三姉妹と一人息子・時生の6人暮らし。失くした故郷、戦争で奪われた左腕…。つらい過去は決して消えないけれど“たとえ昨日がどんなでも、明日はきっとえぇ日になる――”それが龍吉のいつもの口癖だ。そして店の中は、静花の幼なじみ・哲男など騒がしい常連客たちでいつも賑わい、ささいなことで泣いたり、笑ったり。そんな何が起きても強い絆で結ばれた「焼肉ドラゴン」にも、次第に時代の波が押し寄せてくるのだった。
鄭義信
映画『焼肉ドラゴン』で井上真央が演じた梨花は、昭和45年、万博で盛り上がる大阪の片隅で、強く明るく逞しく生きる女性だ
世界中が熱狂するサッカー・ワールドカップロシア大会が、ついに開幕。そこで今回は、どんな局面においても圧倒的実力と安定感で期待以上のプレーを見せてくれる世界各国の名脇役=バイプレイヤーたちに注目。
これまで幾度となく人気舞台劇が映画化されてきた日本だが、今年は特に豊作なのをご存知だろうか? 中でも、6月22日(金)より公開される『焼肉ドラゴン』は、日本の演劇賞を総なめにした、演劇界の金字塔作品とも呼ばれているだけに、大きな注目を集めている。
6月22日(金)より全国にて公開される『焼肉ドラゴン』完成披露試写会に5組10名様をご招待。4月9日(月)開催、真木よう子、井上真央、桜庭ななみ、鄭義信監督が登壇予定。〆切りは3月30日(金)。
真木よう子、井上真央、桜庭ななみが三姉妹役で出演し、演劇賞を総なめにした伝説の舞台を映画化した『焼肉ドラゴン』。この度、本作に韓国の名優キム・サンホとイ・ジョンウンが出演していることが明らかになった。
日本の演劇賞を演劇賞を総なめにした伝説の舞台「焼肉ドラゴン」が、舞台でも作・演出を務めた鄭義信初監督作と